江ノ島文庫2020 その14 早瀬耕 新作
とても考えさせられる。
ちょうどコロナで世界が大騒ぎになって、
ちょうど原油安で世界がきな臭くなって、
ちょうど総理が厚顔無恥っぷりを晒しても世間が取り合わないように仕向けられて、
そんな昨今。
憲法がねじ曲げられた後に起こるかもしれない、昨日と違う一日の話。
昨日までともう同じ笑顔で笑えないかもしれない、そんな一日の話。
頑張ることと後ろめたいことが同居してやり切れない、そんな一日の話。
お上やマスコミを見て、なんとなくわかったつもりになって、なんとかなるだろうとタカをくくって、なんにもしないと、結果陥ってしまうそんな一日の話。
とても考えさせられる話だったし、初回は心の準備もないままに読んで頭をタコ殴りされたような衝撃だったので、改めて再読した。
やっぱりとても考えさせられる話だったので、ここに書き留めておこう。