020.崖っぷちの深夜バス
ペルーに入り4日ぐらい経った頃、ナスカにも日帰り観光行けたしそろそろ次の街へ行こうと考えていました。
なかなか南米には来れないし、せっかくだからマチュピチュを目指すことにしました。
欧州は列車移動が定番でしたが、南米はほとんどがバス移動です。
リマのバスターミナルから、クスコというマチュピチュ近郊の街までも2階建てのバスで移動しました。
リマを昼の14時発という、なんとも中途半端な時間に出発し、2日前に来たナスカを経由した後、山道をどんどん進みます。
初めはまた車酔い来るかなと心配してましたが、おそらく2日前のセスナ観光で慣れたのか、全く平気でした。
出発からちょうど12時間ほど経った深夜、小さな集落のような場所で休憩とドライバー交代。
その後さらに山道が続きますが、ひたすら真っ暗。
窓を見ると道路が見えず、真下にガードレールと絶壁の崖を確認できました。
「落ちたらさすがにヤバいかな、でも、どうしようもない。」
休憩場所で頂いた白米と照り焼き塩チキンみたいな弁当を頬張りながら1人考えていました。
車内は50人は軽く乗れるような超大型バス。なぜか休憩場所で全員降り、
乗客は私と女性のけだるそうで明るい乗務員だけになりました。
「Japones?? esta bien??」(日本人ですか?大丈夫?)
彼女からしたら、見慣れないアジア人が地元の弁当を食べてるのを見て心配してくれたみたいです。
「bien bien. Esta rico.」(大丈夫です、美味しいですよ~)
この4日で少しスペイン語に慣れてきたけど、あまりまだ会話できなかったので、これぐらいの会話すら楽しく感じていました。
それでも彼女は心配だったみたいで、バスのテレビを付け、
「ナンバーワンペルームービー!」と言って映画を見せてくれました。
インド映画のように踊るシーンはあまりなかったですが、連れ去られた妻と娘を取り返そうと奮闘している、であろう感動映画なんだと思います。。
比較的ゆっくりし進行で、程よい音量のスペイン語映画は子守歌のように聞こえ
気づいたときには朝日が昇り、いつのまにかバスは街を走っていました。もう崖路は終わったみたい。
結局20時間ほどのバスの旅。
標高3,400mのクスコという街に到着しました。
確かにちょっと頭が痛かったのを覚えています。
この辺りの写真がまったくないのが残念です、見つけたら再アップしようと思います^^
今日もご覧くださりありがとうございます!
2022.7.4より、これまでの経験から学んだものをクラウドファンディングで表現しております。是非ご覧ください!
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