【学校図書館】こどもに本を届ける喜びを分かち合う
昨年から
平日日中は
小学校の図書室で働いています。
(2020年3月で退職しました※追記※)
先日
7月に注文した本が学校に届きました。
自分で選んだ注文しているはずなのに
箱を開けるとわくわくするのはなぜだろう。
今回も
事前に図書主任の先生に確認しつつ
足りないジャンルの補充に努めました。
・歴史を伝える軍艦島の写真集
・クラブで役立つ実用書
・マリア・フォン・トラップなどの女性の伝記
・Redや変化球男子といった一見LGBTに見えない本
・1年から6年まで笑える絵本
・しらない言葉に出会う辞典
・韓国発のじんぶん童話シリーズ
・世界の性教育といった職員図書
・詩歌や百人一首の本
・大人気の物語の続編や、文庫など
・みんな、まってるよ! という学校図書館の本
などなど
あーはやく貸し出したい。
あーはやく読んでほしい。
あー私も読みたい。
とおもいながら箱から出し
図書主任に届いたことを知らせます。
そして昼休み。
超盛り上がりました。
ーマリア・フォン・トラップってわかります?
なんか聞いたことあります…
ーサウンド・オブ・ミュージックのひとです!
あぁ!知ってます!!
とか。
ー今回はね、詩歌にも力をいれようと思って
このシリーズを仕入れたんです。
わぁ、素敵ですねこの「装丁」。装丁って言葉絵ノ本さんから教えてもらって知りました。
ーあ、そうなんですね!確かに…これは表紙というより、綺麗だから装丁って言いたくなりますよね!
とか。
ーあ、あとクラブの本も仕入れましたよー。これは消しゴムはんこの本。これは、手話の本なので手話クラブで使ってください。
ありがとうございます! これはつかえますねー。
わたし、手話ずっとやってたんですよ。
ーそうなんですね! 私もやってたけど続かなくて。
とかとか。
笑える絵本は1年生向けに仕入れたけれど
6年生でも楽しめると思いますよ、といって
楽しそうにページをめくってくれました。
こんなふうに
届いた本を見て
どうして選んだのかに耳を傾けてくれて
一緒に喜んでくれる図書主任に出会えたのは
本当に恵まれていたなぁと思います。
本が好きな先生だから
その本の面白さを見抜き
こどもたちに伝えてくれる。
図書主任の先生だけじゃない。
次の授業できた先生も
本が大好きな方で
以前にリクエストしていた本が
今回届いたことを喜んでくれました。
ーこんな辞典も入れてみたんです。
うわ、なにこれ絵がかわいい。
ー言葉の意味を調べる辞典じゃなくて、知らない言葉に出会う辞典なんです。
あー、でも「星がたくさん」じゃなくて「星屑」って表現してくれるようになるとうれしいなぁ。
なんて話も。
じんぶん童話を興味深そうに
目を通してくれたり
社会派絵本を手にとってもらうための
効果的な方法をアドバイスしてくれたり。
お薦めの本を教えてくれたのですが
実は次に入れようか
迷っていたものであることも多くて
そんなときは確信を持てるので
すごく助けられているな、と思います。
図書室のはなしを
おすそわけでした。
サポートしてくれたあなたに、幸あれ!