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【Weekly SELECK】降格アラートまでフル公開! USABASEの評価・報酬のすべて

みなさま、こんにちは!SELECK編集部の榎本です。
いよいよ梅雨入りという感じですね☔

我が家のお庭に植えた紫陽花が、「やっと梅雨が来たか!」とばかりに空に向かってぐんぐん伸びてきています^^ 体調を崩しやすい季節ですが、心をほぐす何かを見つけながら、ゆるりと過ごしていきたいですね。

それでは、本日も「Weekly SELECK」をお届けします🙌

今回は6月15日(水)にお届けした、ユーザベースさんの「評価・報酬制度の具体」の記事について、取材後記という形でご紹介させていただきます!

「降格アラート」も公開。ユーザベースのフェアネスを追求した評価・報酬制度の具体とは

個人的にこのサムネもお気に入り♪

実はこちらの記事、公開をお知らせしたSNS投稿のインプレッションやエンゲージメントの数値を見ていても、大変多くの方に反響いただいているなと、ひしひしと感じています✨

それもそのはず。インタビューさせていただいた私自身も驚くほど、“真似できる解像度で” 評価・報酬制度をフルオープンにしてくださったので、読んでいただければ、きっとその内容の濃さに驚かれるのではと思います…!

元々の取材のきっかけは、ユーザベースさんが今年4月に社外公開されていたUzabase HR Handbookを拝見したことでした。

全76ページに及ぶこちらのハンドブックは、これ以上の説明はいらないくらい、とても詳しく制度の背景や中身が記載されていました。

その中で唯一、「ここを深掘りして教えていただきたい!」とSELECK編集者の血が騒いだのが、このコンピテンシークライテリア(枝番1〜3)の具体的な内容でした。⇦目の付けどころが細かすぎますね(笑)

ここにある「M3のクライテリアを安定して100%満たしている」の「M3のクライテリア」がどんなものなのか、気になりすぎたんです。

それに、取材という形で他企業の評価・報酬制度の具体をお伺いできるのは、SELECKというメディアを運営しているからこそ。(役得✨)
本当にダメ元の気持ちで、そっと取材をご相談させていただいたのでした。

(中略)
この度、貴社が公開されたHR Handbook内のコンピテンシー(P29〜33)を拝見して、給与のコンピテンシーの基準や設計の仕方などを詳しくお伺いできないかなと思い、ご連絡差し上げました。

なかなかオープンにするのは難しい内容かもしれませんが、読者観点では、他社の給与のコンピテンシー、グレードの内容については非常に関心が深い分野ですので、恐れながらご相談させていただいた次第です。
(以下〜〜〜)

取材打診の際に私からご送付させていただいたメールの一部抜粋。本当に恐縮でした。

それをご快諾いただいたグループ執行役員 カルチャー担当の村樫さんと、広報の筒井さんには感謝しかありません。

当日もいち読者としてどんどん深く知りたくなってしまって、あれもこれもと、たくさん質問をさせていただきました。取材の文字起こしで自分の会話を見ると、「すみません」と言いながら遠慮なく聞きまくっていて、思わず笑ってしまいました😅

「すみません、ずけずけと聞いてしまって。ありがとうございます。」

「答えにくいところがあれば、答えにくいですって言ってください(笑)」

「私はお聞きしたいことを伺えて、とてもうれしく思っております。すみません、ありがとうございます。やはり他社様の仕組みって、なかなかここまではお伺いできないので…。」

そんなおふたりのご協力もあって、一切の公開NGもなく記事にまとめさせていただいたわけですが、この取材へのご対応もそうですし、すべてに対してフラットでオープンな企業としての姿勢が、社外の方々や未来の採用候補者にとっても、すごく誠実な印象に繋がっているのではないでしょうか。

このWeekly SELECKで制度の中身をご紹介するとたいへん長くなるので、ここでは制度の特徴を2つお伝えします。

  1. オープン
    社員のタイトルや給与は社内でオープン
    になっており、多くのチームではその評価内容までも開示している。

  2. フェアネス
    給与は利益の分配であり、本人の能力に見合った報酬が適切に支払われているかどうかが重要。継続的にパフォーマンスと報酬が見合っていないメンバーには、評価時期の3ヶ月前に「降格アラート」を伝える。

    タイトル(職位)と給与を示すコンピテンシーテーブルは、職種や事業内容を問わず、全社で統一されている。

このオープンとフェアネスが徹底された上で、めちゃくちゃ深く考え抜かれた制度になっていて、報酬・グレード設計をされる経営者、人事の方に本当に参考になる内容だと思います✨

また、今回お伺いしていて私が強く感じたのは、ユーザベースさんの制度は「お飾り・形式的にあるものではなく、ちゃんと生きている」という感覚です。メンバー自身が中身をしっかり理解して、各チームでのコンピテンシークライテリアの見直しが日常茶飯事なほど活発だったりするのも、評価・報酬制度は(人事が動かすものではなく)自分たちで生かしていくものだ、という意志が根付いているように感じました。

記事内では、下図のようにより詳しい画像も用いて、具体を開示いただいているので、ぜひ記事本編をご覧いただけたらと思います!

360度フィードバックの結果を社内で公開
B2B SaaS事業におけるエンジニアチームのコンピテンシークライテリア

最後に。記事本編に入れ込めなかったお話をひとつご紹介します。
HR Handbookは特に採用面で大きなプラスの影響がありますが、その他にもこんな場面で役に立っているよ!というお話でした。

HR Handbookを作ったことのメリットは色々あるのですが、例えば海外拠点のシンガポールにビザ申請をする時には、勤め先の企業がどういう人事の考え方をして、どういう制度を設計してるのかということを問われるので、それを伝えるための書類が欲しいというリクエストがあるのですが。

今回このHR Handbookを作ったおかげで、制度の思想や中身をすぐに伝えられるようになって「すごくありがたい」という声を、実際に社内からもらっています。

同様に、自分たちがこういう思想を持って制度を作っているんだということも、HR Handbookによって外部に伝えやすくなりました。この情報に誰でもアクセスできるようになったというのは、採用候補者様だけではないところで、多くのメリットがあるんじゃないかなと思っています。(村樫さん)

それでは、今回のWeekly SELECKはここまでとなります😊

そのお人柄に私はすっかりファンになってしまったインタビュイーの村樫さん。ぜひまたご取材できる日を楽しみにしたいと思います♪

村樫さん(左)が、チームメンバーから役員就任をお祝いしてもらった時のお写真とのこと。
取材のご協力ありがとうございました!!

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