18歩目 松葉
入院中、松葉杖の由来って何だろう?
と思って、調べてなかったのを思い出しました。
、、、松葉ってそんな形だったのか。
松葉杖の扱いは、初めてではなかったし、楽勝!と思っていたけど、実際に骨折した膝では、思うように扱えなくて大変だった。松葉杖での階段昇降なんて、すぐに筋肉痛になったし、全体的な体力低下のおかげで、易疲労。慣れるために、病棟内の廊下で歩行練習。トイレは、一番遠くの場所に行くようにした。
これで家に帰るんだー!と帰宅した際のイメトレをする。幸いに家の中はバリアフリー。お風呂場の段差さえクリアすれば、どうにか生活できそう。
できそう?
えーと、、、買い物は?
通販?
ご飯は、台所に立って作れるの?
デリバリー?
洗濯は?
座ったまま干せる?
あれ?
全てがハテナで、速攻で不安になる。
でも、老けこんじゃうから、(17歩目の記事参照)
考えない。考えない。
地震とかあったら逃げれるのかな?
まず無理だな。
助けを待つのか。
そのまま死ぬのか。
と、予期せぬ事態まで考えはじめて、勝手に落ち込む。
でも、でも、このままじゃシワが増える。
考えるのやめよう。
ナンプレやろう。(現実逃避)
シャワー浴の時間は、1枠が30分。
両手で松葉杖を扱うので、荷物運びが厄介である。その時ばかりは車椅子を使用。浴室に到着して、衣類を脱ぎ着するのに、軽く10分はかかる。左足固定の非荷重では、工夫をしないと着替えが一手間。
実際、シャワーを浴びてるのは5、6分。焦って着替えるから、変な汗も出て、病室に戻った頃には、またひと風呂入ったくらいになっている。
シャワーの意味よ。
余裕をもって行動しなくてはいけなくなった。
職場のおじいちゃん、おばあちゃんたちが、食堂で30分前からスタンバイしている気持ちに気付く。要因はそれだけじゃないにしろ、なるほど、と思う。これは、将来に施設や病院で生活する、予行練習なのか、と未来を考えていた。
来週のレントゲン結果で退院の件は、親しい人に報告。そして、迎えに来てもらえないかのアポをとる。松葉杖の状態では、リュックひとつ背負い込むのが限界。荷物はリュック2つと、プラスアルファ。タクシー呼んでも1人じゃ運べない。
どうすれば良いんだろう?とイメトレ再開。
1人じゃ、たいした事ができない。
ってすぐにネガティブモードになってしまうので、
発声練習で口をうごかし、表情筋を鍛える事にした。
あえいうえおあお
かけきくけこかこ
させしすせそさそ
・・・・
ぱぺぴぷぺぽぱぽ!
笑わなきゃ、福の神はやってこない。
嘘でも笑え。
「追い詰められた時こそ、笑うのが本物よ!」
と、ゲームのキャラのセリフを思い出す。
無理やり指で口角を上げてみた。
ニヤリ。
退院できる嬉しさとは裏腹な気持ち。
イメトレで、成功イメージ。
テッテレー!!
舞い上がれ / YUKI
ふがいないや
からYUKIちゃんブームがやってきていたので、聞いていた。
まだリタイヤなんてしないでしょうに
って言葉に引っ張られる。
からの、JOY(アルバムの流れ)
サイコー。
ポップなビートに、、、、
ってレビューを書いてみたけど、
陳腐になったので、多く語らず終わる。
エネルギーのある曲は、脈動する。