シノアリスで活かせるスプレッドシートの使い方(バリアデバリア調査)
はじめに
スプレッドシートを使って、バリアデバリア量の調査をしたので、スプレッドシートをどう使ったかの視点で記事を記載します。
7月に大バリア/大デバリアを調べたときの記事は下記です
事前準備
いろんな武器をたくさん振ると、調べたいバリア武器/デバリア武器のログを探すのに時間がかかります。そのためバリア武器とデバリア武器それぞれ1本ずつ持っていきました。これにより、コロシアムログの表示で自分のログのみ表示するようフィルタすれば、見たい武器のログだけ見るようにできるため、スプシへのログ入力が非常に楽になります。
今回は以下2本を装備していきました。
・恵みの福音・創壁(Ⅵ) SLv1
・落城ノ呪術・破壁(Ⅷ) SLv20
ログの入力
この画面のログをひたすらスプレッドシートに入力していきます。
その結果がこちら
▼以下余談
・「1分/20分」の列を作らないと、作業中断後、再開するときに「どこまでログ見たっけ…」と迷子になるので、このような情報はあった方が便利です
・スキルの列は手動で入力するのが面倒なので
「=IF(SUM(E6:I6)<>0,"恵みの福音・創壁(Ⅵ)","")&IF(SUM(K6:O6)<>0,"落城ノ呪術・破壁(Ⅷ)","")」
として、
①味方前衛のセルの合計が0でない(値がある)なら"恵みの福音・創壁(Ⅵ)"、そうでないなら""(空欄)
②敵前衛のセルの合計が0でない(値がある)なら"落城ノ呪術・破壁(Ⅷ)"、そうでないなら""(空欄)
①と②の文字列を&で結合
としました。これでいちいち入力する必要はないし、敵にも味方にも数値があった場合はセルの表示が「恵みの福音・創壁(Ⅵ)落城ノ呪術・破壁(Ⅷ)」となり、その場合は入力欄が間違っていることがすぐわかります。
・SLvの列も同じやり方で1, 20が自動で入力されるよう工夫しました
▲余談ここまで
表示の固定
行が増えると上の方が見えなくなって困るので、4行目の適当なセルを選択後、「表示」→「固定」→「行4まで」と左クリックし、表示を固定しました。
最大値と最小値の確認
F2セルに「=MAX(E5:I53)」と入力 ※53はログの最後の行
F3セルに「=MIN(E5:I53)」と入力 ※53はログの最後の行
H3セルに「=F3/F2」と入力 ※乱数が0.9~1.0なのでここは0.9になるはず
同様にデバリア部分も作成。
▼以下余談
乱数は0.90, 0.91, 0.92,…, 1.00と11個の値を取ります。
そのため、最大÷最小=0.90になるはずですが、四捨五入処理後の数値(-55や-49など)で計算をすると、四捨五入による誤差(丸め誤差)によりぴったり0.9にはならない場合もあります。
▲余談ここまで
値の出現頻度を確認
(画像は不要な部分を表示しています)
バリア量が27,28,29,30の値を取ることが分かったので、O5~O8に27~30と入力。
R5セルに「=COUNTIF($E$5:$I$53,Q5)」と入力。これは、E5~I53の領域にあるQ5と一致するセルの数を返してくれます。つまり、手入力したログの中で、バリアが量27となっているセル数を返してくれます。
また、これをオートフィルでR5~R8まで適用するため、「$E$5:$I$53」には絶対参照の$を付けています(縦にオートフィルするため列はずれないので、E$5:I$53でも問題ないです)。
R10セルに「=SUM(R5:R8)」と入力して、値の合計(つまりサンプル数)を計算しています。
デバリア量も同様にすると次のようになり、値に抜けがないことがわかります。(もし-50が無ければ-49が入力間違いの可能性も出てくるので念のためチェックしています)
▼以下余談
空いていたのでO5~R8を使いましたが、ログ入力の都合で5行目以降の行の追加/削除があるとO列R列の記載が壊れる場合があるので、
・1~4行に行を追加してそこで作業する
・別シートで作業する
とした方が丁寧です。今回は
・行の追加削除がないことが見切れている
・行の追加削除があっても直せばいいやと思った
・別シートを増やしたくなかった
という事情で横着してO5~O8を使いました。
サンプル数(標本数)があった方が情報の信頼度がわかるのでSUM関数で計算をしましたが、これ書いたところで感覚的な話になってしまっています。
まず、最小/最大=0.9となっているため、最大値と最小値が観測で来ており、ログの数は十分だと思います。
また、どんな値が出やすいとか確率分布の話とかをしているわけじゃないので、統計的な話(標本数や信頼度とか?)は無視しています。
▲余談ここまで
ヒストグラムの作成
折角なのでグラフを作ります。今回は出現頻度をみたいのでヒストグラムを作ります。(X軸がバリア量、Y軸が頻度になる棒グラフにします)
Q4~R8セルを選択後、「挿入」→「グラフ」と左クリック
グラフとグラフエディタが出た。
このグラフを以下のように修正したい
①X軸をバリア量としたい
②Y軸にバリア量は不要なので削除したい
そのため、次の作業を
①X軸を追加→バリア量
②系列のバリア量を削除
いい感じになりました。
デバリアも同様にする。
おわりに
これまでの調査で、
落城ノ呪術・破壁(Ⅷ) SLv20のデバリア量
最大:55
最小:49
最小/最大=0.8909 N=77
基礎値は30
※これまで触れませんでしたが別途SLv1で27~30を観測(N=20)しています
恵みの福音・創壁(Ⅵ) SLv1のバリア量
最大:30
最小:27
最小/最大=0.9 N=90
基礎値は30
ということが分かったため、大バリア大デバリアを同じ計算方法でしょということで、次の表が作れました。
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