JScript+WSHでプログラミング基礎100本ノック その0

はじめに

JScript+WSHでプログラミング基礎100本ノックを作っていこうと思います。
JScriptは古の言語のためインターネットで調べようとしてもJavaScriptの記事ばかり出てなかなか情報がありません。
しかり、一部では使われているらしく、ニッチな需要はあるのではと考えています。

想定対象者

何らかの理由でJScriptを学びたい方
・プログラミングを学んでみたく、お手軽に始めてみたい方
他の言語で挫折した方で、もう一度頑張ってみたい方

JScriptのメリデメ

メリット 1

Windowsさえあればアプリケーションのインストールなどといった環境構築をせずにプログラムを動かすことができます。

ただし、同様な特徴をもった言語は他にもあります。
・JavaScript:ブラウザがあれば動きます。htmlとcssの知識も必要になりますが、現在でも広く使われる言語です。
・PowerShell:JScriptやVBScriptの後継のような言語です。
・VBA:Excelがあれば動かせます。

メリット 2

JavaScriptに近い文法です。なぜなら1999年3月のJavaScriptの仕様に則っている言語のためです。(25年前…)
なので、ゆくゆくはJavaScriptやTypeScriptを学び、Webページのフロント側を実装したかったり、Node.jsでサーバ側を実装したり、ゆくゆくはReactでWebアプリやモバイルアプリを開発したりしたい方には親和性が高いかもしれません。

メリット 3

シンプルな文法です。そのため、まず最初にプログラムに慣れることを考えると、とっつきやすい言語の一つだと思います。また、個人的な感覚では、他の言語で最初のうちに心が折れてしまった方も、JScriptなら扱いやすいのではと思います。具体的には下記のようなものがシンプルです。
・変数の型の概念が緩い (文字列か数字かといった感じ)
・packageやimportのようなものがない

デメリット 1

古い言語で需要がないです。モダンな言語を使ってエンジニアになりたいって方は他の言語をマスターした方が良いと思います。あくまでも最初の一歩として割り切る必要があると思います。

100本ノックでどこまでやるか

序盤はif文やfor文やといった制御構文の扱いや、数値や文字列といった変数、配列、連想配列の扱いといったどんなプログラミングでも必須な部分を記載予定です。
中盤は文字列処理や、正規表現、ファイル入出力といった需要が高い部分を記載予定です。
終盤はbatファイルとの連携や疑似クラスといったWindowsやJScriptで特有な部分を記載予定です。

参考

過去に書いた記事です。


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