近くのコンビニへ・・・
娘と二人で近くのコンビニまでアイスクリームを買いに行った。
途中の信号待ちを入れても往復で20分あるか無いか・・・。
そのコンビニへは、だいたい娘と一緒に行っている。
お昼のお弁当を買いに行ったり、おやつを買いに行ったり・・・。
その度に他愛もない話をしてきた。
学校のこと、塾の話、テストの成績や勉強のことや部活の様子。
この前は、
「学校まで自転車で通うとしたらどう思う?」なんてことを質問してきた。
「ほとんど乗れないじゃん?」って返したら
「・・よね〜!?」だって、
二人で笑った。
僕は僕で、職場での出来事やこれから先のことなどを話す。
いつもそんなふうにして帰ってくる。
ただ、それだけの時間が「幸せ」だったりする。
僕は、母一人子一人の母子家庭で育った。当然、母は働いていたので、小学校から帰ると一人で留守番。いわゆる「カギっ子」というやつで、そこからの時間は宿題を適当に済ませて、夕方のテレビマンガや特撮物を見ながら母の帰りを待つ、というのがいつものことだった。でも、たまに遅くなることもあって、そんなときは、時計を見ながら母の帰りを待ったものだ。そのうち、ただ待つことに飽きて、晩御飯のおかずを作り始めたりして・・・。それでも帰ってこない時は、我慢できなくなって迎えに行ったりしていた。母が使う道は知っていたので、大抵は途中か最寄り駅で会えた。すれ違いになったことは数える程しかないと思う。そうやって二人で一緒に帰るときは、道々、おかずをつくった話に始まり、その日、学校で起こったことや友達のこと、苦手な科目や先生の話とかいろんな話をした。
今、思えば、昼間働いて家をあけている母と僕のいいコミュニケーションの時間になっていたのかも知れない。
少し形は違うけど、
娘と二人、コンビニまでの行き帰り・・・、
いつか、娘もこんなふうに思い出してくれたらいいのになぁ〜。
でもあいつ、前しか見てないからなー。
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