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 科学と政治の関係は難しい。

未知の事態に対応する現実の科学は、試行錯誤し、間違いを訂正することを繰り返しながら安定していく。エビデンスとして示される数値も算出方法を見直す場合があり、変わり得る。そのため、専門家が訂正したことによって、過去の政策決定の誤りが判明しても、専門家に責任を押し付けるべきではないとも述べる。「積極的に協力する科学者を失うことになりかねない」
(#論壇)「科学による政策決定」は隠れ蓑?
https://www.asahi.com/articles/DA3S15557923.html

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3,759字
このマガジンでは、“めずらし医“である病理医の中でもレア中のレアなフリーランスの病理医からみた病理診断、医学界の話、研究者になることに挫折し学士編入学を経て医師になった者から見たキャリアの話、そして「科学ジャーナリスト賞」受賞者の視点から見た科学技術政策の話の3つの内容を中心に綴っていきます。創刊以来毎日更新を続けています。

フリーランスの病理医兼科学ジャーナリストである榎木英介が、病理、医療業界や博士号取得者のキャリアパス、科学技術と社会に関する「機微」な話題…

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