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「敵」を減らすと「敵」がふえる?

 今まで生きてきて、一つだけ(というほどでもないが)守っていることがある。

 それは「派閥に属さない」だ。

 学閥でも同郷でもいいが、とにかくアウェイな環境に身をおいて、フラットに人と接することをある種の生きる指針としている。

 だから、たとえば卒業研究にせよ、大学院にせよ、あえて教授が他大学出身だったり、大学院生の多数が他の大学から来ていたりと、混ざる環境を選んだ。

 もちろんたかが日本国内の話なので、混ざるといっても限度があるが、それでもできる限りコネとか馴れ合いみたいなものを排除したいと思ってきた。

 故郷から離れて誰も知らない土地に移り住んだのもその一つだ。

 他にも学閥的なものや派閥的なものからは外れて生きる選択をした。

 ところが…。

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