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ICOMの無線機爆発が告げる不透明な未来
レバノンで起きたポケベル、無線機爆発事件は、大きな衝撃を与えた。
上の記事の写真に目を凝らすと、ICOMの文字が出ている。日本の無線機メーカーであるICOMのラベルのついた無線機が爆発したのだ。
ICOM社はホームページで調査の経過を随時報告している。
現在のところ、ICOM社製である可能性はかなり低く、偽物が使われたようだ。
ひとまず日本企業に疑いがかからずよかったと思う。
アイコムがしっかりとプレスリリースで対応したのは、アイコム一社の問題ではなく、日本製品全体の危機管理として非常にプラスだったと思う。モタモタして情報を出さない/出せない、情報を十分伝えないという最悪パターンが選択されていたら目も当てられなかった。 https://t.co/DXq15FkqTX
— 渡邉俊幸 (@wpcdnote) September 19, 2024
しかし、この事件は民生品を使ったテロ行為であり、世界に衝撃を与えている。
日本製であろうがなかろうが、こうしたテロのような攻撃に一般の通信機器を使うという行為そのものが問題であり、それを責めるべきであって、製品を作っている会社を責めるべきではない
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) September 20, 2024
(日経Think!にも少し長い書き込みを投稿しました)#日経Thinkhttps://t.co/oB0O93b5w3
だれもが持っているデバイスにしかけがしてあったら…。
この事件の前と後とでは、世界の見え方が変わってしまった。パラダイムシフトが起きたかのように。
ICOMの名前は、私にとっては非常になじみのある会社名だ。
ICOMのアマチュア無線機を使っていたからだ。
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