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他人事、自分事
人間どうしても自分のことを中心に考えてしまう。それはだれでも同じだ。
たとえば、私はながらく博士号取得者のキャリアパスの問題について発言してきているが、なかなか関心を持ってもらえない。
一般の人たちならまだ分かるが、たとえば工学関係の人たちに、そんな問題関係ないから関心持てないね、と直接言われたこともある。
「アカデミア」とくくられる学術界の内部でさえこうなのだから、研究者のキャリア問題が解決できないのも当然と言える。
今話題の過労死についても、Xで発言しているのは医師中心。医師以外の医療関係者でさえ冷ややかな目を向けたりしている。
しかし医師過労死問題、話題にしているのは医師や医療関係者、弁護士の一部の投稿ばかりで、それ以外の方々の反応乏しい印象。
— 榎木英介 独立系病理医(学士編入) (@enodon) August 19, 2023
遠回りの経験からすると、職はあるし辞められるし給料高いし、恵まれているのに何言っているのか、みたいな冷ややかな目で見られているのだと思っています。大きな課題。
なかなか難しいなと思う。
当事者しか問題にしていない状態では、なかなか関心は広がらないし、「自分事」としてとらえてもらえない。
こうした状況をどう変えていくべきだろうか。
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