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 何かを一人で学ぶことは非常に難しい。

 まず何をやって良いか分からないし、やりはじめたとしても、「偏食」「つまみ食い」になってしまう。

 この本を読めばいいと言われても、それが分からない。病理医だって、初心者がドンと本を渡されて、これ見ておいて、と言われるだけじゃ診断は身につかない。

 学習の作法を身に付けるには指導者がいる。一部の例外を除いては。

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このマガジンでは、“めずらし医“である病理医の中でもレア中のレアなフリーランスの病理医からみた病理診断、医学界の話、研究者になることに挫折し学士編入学を経て医師になった者から見たキャリアの話、そして「科学ジャーナリスト賞」受賞者の視点から見た科学技術政策の話の3つの内容を中心に綴っていきます。創刊以来毎日更新を続けています。

フリーランスの病理医兼科学ジャーナリストである榎木英介が、病理、医療業界や博士号取得者のキャリアパス、科学技術と社会に関する「機微」な話題…

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