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脳内自転車事故調査をやってみた

 関東から関西に来て思ったことは、自転車の無灯火が多いなあ、ということだ。

 横浜に住んでいたころ、警官がやたらと無灯火の取り締まりをしていた。あくまで1980年代、90年代の話だが、いまではどうなのだろう。

 ところが、関西に来てから、こういうしつこい取り締まりはあまりなく、無灯火自転車が走り回っている。

 それは京都でも同じようだ。

2024年12月中旬、実際に現地調査した。午後5時半から1時間、東側の市バス「京大正門前」停留所の歩道で自転車を数えると、約250台のうち無灯火の自転車は26台。およそ2分半に1台が通過する計算になる。

上記記事

 オイオイ京大生…。あぶないぜよ…。

 自転車のマナーの悪さは本当に困る。

 神戸でもようやく酒気帯び自転車の取り締まりが始まったようだ。

 これは昨年11月の法改正によるものだ。

 しかし、こうした法による取り締まりでは、自転車の無謀運転はなくならないなあと思っている。

 ここで、ちょっと思考実験をしてみよう。医療事故調査制度や消費者事故調査制度と同じように、自転車事故調査制度があったなら、私の転倒原因は何か。

 そりゃ無灯火自転車が悪い、という話にまとめられてしまうが、ではなぜ無灯火自転車が絶えないのかなど、深堀りしてみたい。

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