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アカデミアの「国境」を旅してみたら

 ちょうど20年前の冬、私は研究机の上にマイクロピペットを起き、職業研究者への道とサヨナラした。

 このあたりの経緯については何度も触れてきたので、ここでは述べない。

 この日以降、いわゆるウェットな研究はしていない。

 そういう意味で、私は研究の道を「引退」したと言える…。

 のか?

 いや、そんなことはない、という話を今日は書きたい。

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