
通勤ミニマリストに俺はなる!
山に登らなくて久しくなっているが、学生時代に山に登った仲間とは時々会って懐かしく当時を振り返ったりしている。
50代を迎えても現役で登山をやっている人もいるのだが、そんな仲間が力説するのが、登山用具の軽量化だ。
我々が盛んに山に登っていたころ、山道具は重かった。30キロを超える荷物で山に登ったこともある。そのころは若く、体力もあったので、そんなに気にはならなかったが、体力が落ちてきたら、山道具の軽量化は死活問題なのだろう。
登山用具の軽量化はトレンドのようだ。
以前、NHKでトランスジャパンアルプスレースを見ていたとき、優勝した土井陵選手が徹底した軽量化を試みていたことが印象に残った。
TJARでもトレイランニングレースでも、こだわってきたのは軽量化です。そこはスピードに直結する部分ですからね。かといって、軽量化を追求し過ぎると山でのリスクを背負い込むことになるので、そのギリギリの着地点を見つけ出すのが難しいところだと思います。
無駄なモノを持たないのは当然ですが、この気温、この高度、この天候なら、ここまで減らせるという経験則が自分にはあります。そこは実際に経験してみないとわからない部分だと思いますが、装備を選ぶ大きな基準になっています。
たとえば、TJARではシュラフは使わず「エマージェンシーヴィヴィ(緊急用簡易シュラフカバー)」を選んでいますが、友人にカスタムしてもらっています。もとの製品はどんな体型の人も入るサイズなのですが、そこは自分の体型に合わせて余分な部分をカットして、縫製し直してもらいました。それだけでもだいぶ軽量化できたと思います。
NHKの番組では、ボールペンを芯だけにするといった徹底ぶりが印象に残った。
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