地元民ならではの逗子・鎌倉 怪談編
お盆の季節となりました。
夏といえば、お盆といえば、怪談。
大人になって、暗闇もオバケも怖くなくなりましたが、
暑い季節は、わたしはどうも、怪談が聞きたくてうずうずします。
コロナ禍であっても、最近は少しづつ集まりにも顔を出せるようになり、
怪談会や心霊ばなし会なども、聞きに行けるようになりました。
先日投稿した「地元民ならではの逗子・鎌倉あるき」でも、少しだけ心霊スポットに
ついて触れましたが、さらに以前の投稿記事「古道 ゑのしま道 みてある記」によると
龍口寺(または少し北の常立寺)は鎌倉時代の刑場でした。
義経をはじめ、たくさんのお侍さん等が斬首され、実検(本人確認)のあと首が
打ち捨てられたのが、腰越や由比ヶ浜の海岸。(他にもあちこちありそう)
義経にいたっては、伝説によれば、腰越に捨てられた首が、境川の河口から
川を遡上してどんぶらこ、と白旗神社付近までたどり着き、すくい上げられて
神社の井戸で洗われた、という言い伝えを、周辺市民は小学校で学習します。
三谷幸喜も「鎌倉殿の13人」の執筆にあたり述べているように、鎌倉時代の人々はかなり「スピ系」で、神・霊モノ・呪詛・予言を信じて翻弄されていた時代のよう。
(「古道ゑのしま道」でも、「うまくら橋」を通る馬がことごとく死んじゃう旨を書いたが、行者が調べたら文字の書かれた石があり、取り除いたら死ななくなったという。呪術的な要素が見え隠れする)
義経の首も、流れてくる様子だけでも恐ろしい様子であるはずが、冷静に
「あれ?あの首、義経さんでは?」
と、DNA鑑定も写メもない時代に、分かるものなのか、大いに疑問。
過剰なスピ系の思い込みや噂が伝説を作りあげたような気もしないでもない。
とはいえ、もう800年前のこと。
打首にあった人々、もうさすがに成仏したでしょ。
腰越やら由比ヶ浜やら、昔は首捨て場だったかもしれないが、今やサーファーや海の家が賑わう人気のスポットだし、変なモノが未だに残る場所だったら、あんなに人が
集まって栄えるわけがないでしょ。
夏になるとあの辺を歩き回ったり海に入るのも好きだけど、何も感じませんけど?
(但し、お盆に海に入ったり、自分からあえて心霊スポットに行くことはしませんが)
と、霊感知力ゼロのわたしは思うのですが、ちょっぴり気になり、ちょうど
「みえるひと」に尋ねられる機会があったので、聞いてみました:
・かつての刑場や首捨て場とされたあたりの海岸は、夜は「あちら側へ引っ張られ
やすい」ので近づかないほうがよい。
・メンタルが落ちてる時は、そういう場所は、昼夜問わず行くのはやめたほうがいい。
・敏感な人は、場所を問わずお盆の時期は「乗っかられやすい」ので、なんか変だな?と思ったら、誰かに首の根っこあたりをぱんぱん!と叩いてもらうか、お酒と粗塩を
入れたお風呂に浸かるだけで、霊は簡単にとれます
ということでした。
おまけとして、甘縄神社は、何故あんなに人がいないのか?も尋ねてみました:
・見つけにくい場所というのもあるが、神社の「性格」的なものがあり、参拝者を
「選ぶ」ところがある
(=参拝者のエネルギー状態とか、タイミングとかが合わないと行かないようになっている)
そうです。不思議ですね。
とはいえ、ここは霊の感知力ゼロを生かして、これからもひっそりとした場所にある
神社発掘や、海岸あるきは存分に楽しみたいと思っています。
夜だけは避けて。
霊感がある方は大変だと思いますが、くれぐれもお気をつけて。
余談ですが、とっても霊感が強いかつての同僚が
「旅行が好きなのだが、その土地の「いわくつきの存在」が、霊感強い人が来る!浄化のチャンス!とばかりに前の晩から予感をビシバシ送ってきて、なんだかんだ旅の前半は浄霊(実際にはゆかりの土地に行く羽目になる→いわくつきさんが出てきて、苦労話を傾聴させられる→気が済んで成仏)に引っ張り回される、という話で、いかに霊感強いって面倒くさいか、という説明をしてくれました。
お憑かれさまでーす。
8月18日追記:
今日もまた不思議なお話会に参加し、すばらしく視える能力をお持ちのご意見番がいらしたので、鎌倉の視え方ってどうです?とお尋ねしました。
すると、「それより(三浦市の)油壺ですね。心の準備もなく子供の頃、お馬に乗った落ち武者が突如現れて、パカパカと歩いて行ったのを見たのが油壷。あれは衝撃的
だった…」
この方も「歴史的にいわくがあった場所というのは何百年経っても消えない」という
見解。
というわけで、相模湾一帯の探索と海水浴は、日中に楽しむこととにいたしましょう。
ちなみにこの方の場合、京都には何故か全く足を踏み入れられないそうです。京都中に今も張り巡らされている結界が作用してはねのけられてしまうとのこと。
一度だけ電車で向かおうとしたところ、車中で急に高熱が出て途中で引き返す事態に
なってしまったそうです。
鎌倉についても「昔はダメだったのが、最近はやっと足を踏み入れられるようになった。おそらく「鎌倉に行っても大丈夫な準備」が整ったのだと思う」そうです。
視える方も、結構大変そうです。
自分のように、何の心配もせず今後も呑気にふらりと浜歩きを楽しめるのは、結構
幸せなことなのかもしれないですね。
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