遅ればせながら『ニコニコビターテイスト歌ってみた』雑記
間にオフ会が挟まったりしたこともあり、投稿後の雑記を書かないまま随分時間が経ってしまいました。
もともとは『最近の？活動まとめ』として他の項目と合わせて投稿するつもりだったのですが、思ったよりも長くなったため単体で投げることにしました。これまでの雑記より短めなのはその名残。
いつの間にか投稿から２ヶ月以上経過してますね。
動画の概要欄にも書きましたが、ニコニコビターテイストというメドレー自体には超メド歌祭のシュガコンさんの歌ってみた動画で出会いました。
実は割とすぐに歌おうと決めていたので５月上旬には録り始めていたのですが、半分ほど録ったところで一旦気持ちが切れて放置。その間にニコニコがサイバー攻撃で爆破されたためモチベがどっかに行ってしまってました。
ニコニコ復旧後の９月にようやく最後まで録り切ったという流れなので、実作業時間はともかく投稿までにはずいぶんと長くかかっています。
とにかくメドレー自体の完成度が高いため、余計な要素を入れることを避けてなるべく無添加を心がけました。えーりんの合いの手もあえて入れなかったほど。
東方の曲が比較的多く採用されていたため、当初は可能な限り東方アレンジを当てようかと考えましたが、間奏的な役割を振られている（ような）曲が多かったのでこちらも無理に歌詞を当てず、間奏として活かす方針としました。
実は１番苦労したパートはイントロの"paranoia"。このメドレーで初めて聴いたこともあってなかなか譜割りが馴染まず、５月から繰り返し聴いていましたが録音できたのは９月でした。その甲斐あってか納得の行くテイクが録れ、原曲自体もお気に入りとなりました。
あと"paranoia"の裏の"初音ミクの消失"はバラード苦手マンとしてはかなり良いテイクが録れたと思っている。
"信仰は儚き人間の為に"の動画字幕が間違ってますごめんなさい！投稿者コメントで訂正しようとしたらまだ未実装でした。
"インターネットサバイバー"はもう少し作曲者のビートまりおを意識した歌い方のテイクもあったのですが、メドレーの雰囲気と合わなかったため控えめな感じに。実はこの曲もちゃんと聴いたことが無かった。
何度でも言うけど"アイドル"→"女々しくて"の繋ぎは天才的だと思います。歌詞の「君」から「君」へ繋ぐところから、ゲッターしようと思えばできるところまで含めて。
録音について
今回のレコーディングは宅録、使用したマイクはJTS MK-680です。
通話用として常にマイクスタンドに刺さっているマイクですが、試し録りでそのまま使ってみたところ「全然アリじゃん？」となったため採用。少しサチュレーションがかかったような質感が今回のメドレーにはマッチしているように聴こえました。実売4000円という価格でこの音で録れるなら文句の付けようが無いと思います。
レコーディング時期が分かれた影響で、前後半の間で録り音の音量差が出てしまいました。MAutoVolumeでなんとかなるだろ……と思ってそのままMIXに入ったのですがそう甘くはなく、MAutoVolumeを入れた上で結構調整が必要でした。
録り直しも考えたものの、先にレコーディングした方に捨てるには惜しいテイクが複数あったため強行突破となりました。
MAutoVolumeは確かに手軽で便利ではありますが、手動でオートメーションを組んだほうが圧倒的に自由度が高く納得のいく形に近づけることができます。さらに言えば録音の時点で環境を揃えるに越したことはありません。
手間を惜しんで後の手間を増やすようでは仕方ないので、テイクの取捨選択と合わせて上手くバランスを取っていきたいものです。
MIXについて
今回主に使用したプラグインはWaves CLA MixHubです。
見た目でわかるように基本的にはSSL系のチャンネルストリップですが、特徴として複数のトラックに差し込んだMixHubを一画面でまとめて操作できるという希有な機能を持ちます。
またWavesのプラグインを１つMixHubの内部に挟むことができ、MixHub自体のEQ、コンプも含めて任意に順番を入れ替えられるため、チャンネルストリップの中でも柔軟性はかなり高いと言えます。
複数エフェクトを１画面で操作できるチャンネルストリップの強みを突き詰めたようなプラグインですが、ここが同時に弱点でもあります。
複数トラックをまとめて操作する画面（バケットビュー）では別のトラックのつまみが操作できる代わりに、プリアンプ・EQ・コンプ・アウトプットが同時に表示されなくなり切り替えが必要になります。先に述べた「複数エフェクトの１画面操作」というチャンネルストリップの強みを打ち消してしまっています。
また複数トラックをまとめて表示はできるもののあくまでも別のプラグインという扱いのため、バケットビューから通常表示に戻る場合は最初に開いた時のトラックにしか戻ることができません。どのトラックから開いても同じ画面になるため、今自分が見ているのがどのトラックの画面なのか分からなくなりやすく、プラグイン自体の操作性とは関係ない部分で余計な操作や誤操作をしてしまいやすい印象です。
とっつきにくい印象のレビューとなってしましましたがかなり尖った機能であることは間違いなく、使いこなせばかなりの効率化が期待できるかと思います。
またバケットビューを使わず、単純に「任意のプラグインを間に差し込めて並び替えもできるSSL系チャンネルストリップ」と見ても十分な強みのあるプラグインかと思います。
所感
自分がこの動画を投稿してから、ニコニコビターテイストの歌ってみた動画が定期的に上がるようになりました。本当にいいメドレーなので聴いてそれだけ気に入った人がいるというのは必然ですが、自分の動画もその人につながる一助になれたのかな、と思うとうれしいです。もっと増えろ。
最近SNS断ちをしているため、アウトプットすることがぱったりなくなりました。反面、これまでなんとなくSNSを見て過ごしていた時間を明確に"暇"と認識するようになり、日常の中にかなり暇な時間が転がっていることを再認識しました。
人間、暇になると後回しにしていたことも積極的にやるようになるようで、買ったまま積んでいた小説を１日で２冊呼んだり、今まさにこのnoteを書いたりしています。
永久にSNSから離れるべき、などとは言いませんが、たまに意識的にSNSを見ない期間を設けてみるといろんなことが捗るかもしれません。
もともとこの記事にくっつけて投稿する予定だった内容についてもそのうち書きます。合作への提出物への兼ね合いで遅くなる可能性はありますが、よろしければまたお付き合いください。