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中途入社エンジニアへの毎日1on1のススメ

こちらはEngineering Manager Advent Calendar 2024の9日目の記事になります!
昨日は山本さんの人事評価結果を伝える際に気をつけていることでした!

プロダクト開発を管掌するマネージャーとして、私自身はこれまで入社して頂いた中途入社エンジニア全員のオンボーディングに携わってきました。
その中でも少し特徴的な施策が、最初の2週間毎日マネージャーと1on1を実施することかな、と思い今回の記事を書くに至りました。
ただ漫然と毎日1on1をするのではなく、その中身を充実させることが重要だと考えている私が実践している1on1の内容とその背景にある考え方を共有できればと思います。
早期に活躍できる人材育成のヒントになれば幸いです。


なぜ最初の2週間、毎日1on1を行うのか?

新しい環境に飛び込むことは誰にとっても不安が伴うものです。特にエンジニアの場合、開発環境のセットアップ、チームメンバーとの関係構築、企業文化への適応など、乗り越えるべきハードルがいくつも存在します。これは経験豊富な中途社員であっても例外ではありません。前職での経験や知識が、新しい環境では必ずしも通用するとは限らないからです。

最初の2週間はまさに黄金の適応期間です。この時期にどれだけスムーズに新しい環境に馴染めるかが、その後のパフォーマンスに大きく影響します。日次1on1を実施することで、中途社員の不安や疑問を早期に解消し、チームへの所属意識を高めることができます。
さらに、日々の業務における小さな課題を発見し早期に対応することで、小さな成功へ繋げることができるのではないかと思います。

私の実践する日次1on1:5つのポイント

私の日次1on1は、以下の5つのポイントに基づいて構成されています。

1. 積極的な自己開示

初回の1on1では何よりもまず私自身が自己開示をするように努めています。
自己開示にあたってはGitHubで公開しているリポジトリを利用しています。

このリポジトリには、私の経歴、趣味、仕事への価値観、強み・弱みなど、の情報を掲載しています。

私自身をオープンにすることで、中途で入られた方にも安心して自分自身を表現してほしいというメッセージを込めています。

2. 期待値の共有と早期貢献への道筋を立てる

中途社員には、経験とスキルレベルに応じて具体的な期待値を設定します。即戦力としての活躍はもちろんのこと、前職での経験に基づいた具体的なフィードバックも期待しています。

「なぜこの技術を採用しているのか?」「このプロセスは本当に効率的か?」といった質問は、既存メンバーにとっては「当たり前」すぎて見過ごしがちな点に気づかせてくれます。中途社員の経験に基づいたフィードバックは、組織の改善・成長に繋がる重要なインプットとなります。

具体的な業務目標に加えて、組織への貢献という視点を持つことで早期の成功体験のきっかけをお渡しできると良いなと思っています。

3. 組織図とキーマンの情報共有でスムーズな連携を促進する

日次1on1では、全社の組織図に基づいて、各部署の役割、仕事の流れ、キーマンとなる人物も説明します。組織全体を俯瞰的に理解することで、自分が全社のビジネスのどの部分に所属し、どのように貢献できるのかを認識することができます。

また、キーマンとなる人物の名前と役割を把握しておくことで、誰に何を聞けば良いのかが明確になり、部署間のスムーズな連携が可能となります。
これは入社時のオリエンでも話されることが多いのですが、より関わっていただく業務に近い部署を厚めに説明するなど開発視点でのカスタマイズも加えていたりします。

4. 日々の課題を早めに拾ってスムーズな業務遂行を支援する

日々の業務で発生した不明点や課題は、その日の1on1ですぐに共有してもらいます。些細な問題であっても、放置すると自己肯定感の低下につながることもあります。

1on1では中途入社された方が抱える疑問や課題をヒアリングし、一緒に解決策を考えます。
特に会社の方向性や事業内容などは意外と見え方にギャップがあるので、丁寧に潰すように心がけています。

5. キャリアプランを聞いておく

当社に入ってから描いている、現時点でのキャリアプランについて話し合います。(もちろん見えてくるもの、業務内容によって変わってくるので変化はする、という前提でお話しします)
キャリア観を前提としておくことで、目指すキャリアと設定した目標とのすり合わせが可能となり、よりモチベーションを持って業務にあたっていただけるのかなと考えています。

まとめ

最初の2週間、毎日1on1を実施していますがポジティブな意見をいただくことも多く、中途社員のオンボーディングを成功させるための強力なツールになりうるかと思います。
中途入社された方の不安を解消し、早期にチームに馴染み、最大限の力を発揮できるよう支援するもEMの役割の一つかと思いますので参考になれば幸いです。

最後に - 持続可能な介護の仕組みを、共に創りませんか?

ドクターメイトは、「すべての人生を右肩上がり」にするというビジョンを掲げ、医療介護の課題解決に取り組んでいます。
このビジョンに共感し、共に挑戦してくれる仲間を募集しています!
ぜひ一度カジュアあるにお話しましょう!


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