#終の棲家さがし④ ーライフヴィジョン研究室えんかつ
私はライフヴィジョン研究室えんかつ、主幹の吉川和世と申します。
セカンドライフのライフプランニングの中で、60歳を過ぎたら「終の棲家」について考えましょう~と提唱しています。
私自身も今年2月で63歳になり、自分の終の棲家について考えています。
とてもイレギュラーな人生なのであまり参考にならないかもしれませんが、一般的な場合の終の棲家についての考え方を共有させていただければと思います。
まず一般的なご夫婦の場合、20代後半で結婚し、30代で郊外に一軒家、または都市部にマンションを購入。
35年のローンを組み、60歳に退職金でローンを完済して、65歳前にやっと自分のものになったところでしょうか?
ちなみに、私の場合は離婚をして現在は92歳の母親と賃貸マンションに住んでいます。一昨年7月に再婚しましたが、パートナーは近くに住んでおり、週末婚の状態です。
人間も60歳を過ぎたら、身体に故障も出てくるお年頃。定期的なメンテナンスをしていても、家も歳をとっています。ある調査によると、木造住宅およびマンションRC造の耐用年数は60~68年とされていますので、35年経った家の場合、あと30年ほどは住むことができる計算になります。つまり、90歳以上までは今の住宅に住むことは可能です。
しかし、子どもが独立した60~70歳の間に、あえて自分の『終の棲家』について考えていただきたいと思います。
今の時代、子どもと同居している世帯は非常に少なく、あなたがやっとの思いで手に入れた夢のマイホームに独立した子どもたちが戻ってくる可能性は低いというのが現実です。(資産価値の高い場所ならば大丈夫かも)
私は鹿児島県出身ですが、姉も私も東京に出ていており、鹿児島に戻るつもりはありません。
どうにかなる・・・という安易な発想は捨てて、自分が運転免許を返納して自由に動けなくなった時のこと、病気や介護状態になった時のこと、配偶者が亡くなった時のこと、そして、自分も配偶者も亡くなった時のことを現実的にイメージして、それぞれの場合にどうするのが良いのかを考えてください。
ちなみに私の場合、母はまだまだ元気なので三人で住むための住宅を2年前から探していました。(二人ならば2LDKでいいのですが、なかなか二人にはなりそうもないので3LDK)
今は賃貸で12万円払っているので、この先毎月12万円を捨てていくのは無駄だし、歳をとって収入が無くなった場合、賃貸の家賃を年金では払うことができません。
住宅購入はラストチャンス、タイムリミットが目の前です!!!
次回に続く