
面接プロセスの改善で優秀な人材を確保する方法
採用成功には6つのSTEPがあります。
STEP1 人材要件をはっきりさせる
STEP2 採用コンセプトを策定する
STEP3 コンセプトに基づいて、徹底的にアイデアを出す
STEP4 アイデアを取捨選択し、整理する(採用戦略の策定)
STEP5 面接プロセスの改善
STEP6 入社後の体制を整える
これまでにSTEP 4まで進めてきました。
今回はSTEP5 面接プロセスの改善です。
どんな企業でも人材採用において避けては通れないのが面接です。
私は仕事柄、面接に携わることが多いのですが、
面接で苦労している企業が多いこと、多いこと…。
面接プロセスの改善は、採用する人材の質を高め、採用コストを削減し、採用決定の精度を向上させることができます。
面接プロセスの改善がもたらす企業ブランディングへの影響
なぜ、面接プロセスの改善をしなければならないのでしょうか?今の、やっている面接ではダメなのでしょうか?
採用がうまくいっていると思うのであれば、変える必要もありませんが、継続して採用成功をしたいのであれば、日々、改善し続けた方が良いでしょう。
採用がうまくいっていないと思っている企業は、改善は必要不可欠です。
面接プロセスの改善理由は、
1.採用成功率の向上
適切な面接プロセスを設計することで、採用する候補者の品質を向上させることができます。面接プロセスが適切であれば、選考基準を満たす人材を正確に評価することができます。
2.採用コストの削減
選考プロセスを効率的に改善することで、人材確保にかかるコストを削減することができます。選考プロセスが適切であれば、採用決定に至るまでの時間を短縮することができ、人材の確保にかかる費用を削減することができます。
3.候補者の満足度の向上
選考プロセスを適切に設計することで、候補者が求める情報を提供することができ、応募者の期待に応えることができます。適切な面接プロセスを設計することで、候補者との良好な関係を構築することができます。
4.企業のブランディングの向上
適切な面接プロセスを設計することで、企業のブランディングを向上させることができます。採用プロセスが適切であれば、候補者に対して好印象を与えることができます。
現に、私がある企業において面接の代行依頼があり、面接プロセスを改善し、実施した結果、求職者の評判が上がり、採用成功というよりは、離職がなくなったという事例があります。
面接プロセスの改善ポイント:
企業ブランディングを向上させるために必要なこと
面接プロセスの改善には、以下のようなポイントがあります。
1.面接内容の見直し
面接で求められるスキルや能力を再評価し、質問内容を見直すことで、適切な候補者を選別しやすくなります。また、面接形式(グループ面接、個人面接、プレゼンテーション等)や時間の配分なども見直すことができます。
2.面接官のトレーニング
面接官が適切に質問することができるように、トレーニングを行うことで、より適切な採用判断ができるようになります。また、面接官の意見のズレや偏りを排除するために、評価基準を共有することも大切です。
3.候補者へのフィードバック
候補者へのフィードバックは、採用面接後に行うことで、候補者の自己成長につながります。また、候補者とのコミュニケーションを通じて、企業のブランディングもできます。
4.採用プロセスの簡素化
面接プロセスを簡素化し、採用決定までの時間を短縮することで、候補者の不安を減らし、企業イメージの向上につながります。
企業のほとんどは、1の面接内容の見直しは行ないます。
ところが、ツールや手法を変えているだけで、本質は何も変わっていないことが多くて、残念です。
面接プロセスの改善をしっかりやっている企業は、2の面接官トレーニングと3の候補者へのフィードバックをしっかりと行なっています。
現にある大手有名企業の採用活動支援をさせていただいた際、採用責任者の方が、よく考えている方で、面接官トレーニングと候補者フィードバックを重点的に行なっていました。
(私の出る幕はないのでは?と思いましたが、その方がとても貪欲な方で、日々、改善をされていましたので、その一端をお手伝いさせていただきました)
当然のように、この企業は採用すれば、毎回、成功を収めておりました。
面接だけではないのですが、ツールや手法を変えることは、改善の一部分でしかありません。根本から見つめ直してみましょう。