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#066| みのわのぞみ保育園(社会福祉法人春献美会)| 保育士 Kさん
こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第66回は、神奈川県横浜市 みのわのぞみ保育園(社会福祉法人春献美会)保育士 Kさんにお話を伺いました。
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―担当業務、役割を教えてください。
2024年4月にみのわのぞみ保育園に新卒で入職させていただき、2歳児クラスを2名の先輩保育士と一緒に3名体制で担任しています。
クラス担任以外では行事の準備などを経験しているところです。秋には運動会の準備を経験し、今はクリスマス会の準備に取り組んでいます。
*取材日:2024年11月26日
―みのわのぞみ保育園へ就職を決めた理由を教えてください。
園見学に来た時に、職員の皆さんの雰囲気が本当にあたたかくて、自分もここで働き、今後新しく入ってくる保育士さんを自分が感じたようにあたたかく迎えられることができたらいいなと思い、みのわのぞみ保育園に就職しました。
(どのようなスケジュール感で就活しましたか?)
えんみっけ!でみのわのぞみ保育園の情報を見て、11月ごろに園見学希望の連絡をして見学し、12月には内定をいただきました。
(11月までは主に情報収集をされていたのですか?)
実は就活中、保育士として現場に立つことに悩んでいる時期が長くありました。
実習のときにうまくいかなくて、自分の実力や保護者の対応などで自信を無くしてしまい、まずは保育補助として現場で経験を積み、自信がついたら保育士として働こうと考えました。それをそのまま両親や大学の先生に相談したら「現場の先生方も不安はずっとあるし、最初から自信があるわけではなく、働いていくうちについていくものだから、保育士として働くことで成長できるのでは」とアドバイスいただいたこともあり、保育士としてがんばろと決心がついたのが11月頃でした。
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(今実際に保育士になってみて、実習を振り返るとどう思いますか?)
実習があったからこそ、今、自分が立っているなと感じています。
例えば絵本の読み聞かせで「こういう読み方した方が伝わりやすいよ」と指導してくださったことや、子ども同士がけんかしているときにどう声がけをしたらいいのか分からなかったのですがアドバイスをいただいたことなど、それらが少しずつ活かされているなと感じています。
―就職先を決めるのに譲れないポイントを3つ教えてください。
1,自宅から通いやすい所
2,自然が多い所
保育に携わっていく中で、自然との関わりが大切だと思っています。
自然は音や感触などの五感を感じるほかにも、自然が多い環境で近所の方やお友達との関わりを体験して育んでいけると、授業から学び感じていたので重要だと思っています。
3,幼少期から自己肯定感を高めてあげたい
みのわのぞみ保育園は、その3つのポイントが長けていると感じました。
―みのわのぞみ保育園の自慢を教えてください。
平屋の園舎で他のクラスの職員と連携がとりやすく、登園・降園時、保護者の方もクラスに行きやすい導線が良いところだと思います。
あとは自然が多い環境です。駅から徒歩10分くらいの住宅地なのですが緑が豊かで畑も園の近くにあり、幼児クラスは野菜を育てたり芋ほりなど収穫体験ができるところも自慢だなと思います。
―学生の時に力を入れていたことがあれば教えてください。
絵本の読み聞かせと、美術的な面に力を入れていました。
この二つは保育士として就職する上でもとても重要で役に立つことなので、実習でも授業でも特に力を入れて行っていて、実際現場でも活かせているなと感じています。
子どもたちの製作物を展示したときに、たくさんの作品の中から「自分が書いたのはこれ」とわかりやすいように、個々を活かす展示方法を授業で教えていただきました。
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クリスマスをテーマにサンタさんなどを取り入れて製作をしようかなと考えているところです。
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―働く前に準備しておいて良かったこと、準備しておけばよかったことを教えてください。
学生時代に力を入れていた製作や手遊びなど、これなら子どもたちと一緒に楽しめるかなと、いろいろ考える時間は有意義だったと思います。
ちょっとした隙間時間でも、歌を一緒に歌えたり、スケッチブックやペープサートを作っておいたのも良かったと思います。
あとは、就職前の2月に1週間ほどみのわのぞみ保育園でボランティアに参加させていただいたことです。
子どもたちと一緒に遊んだり掃除をしたり、現場で働いている保育士さんと同じ体験ができたので、雰囲気を感じることができ就職前の不安も和らぎました。
また、自分に何が足りないのかボランティア経験を通して考える時間を持つことができ、自信にもつながったのですごく大事な準備だったなと思います。
準備しておけばよかったなと思うことは言葉がけです。
こういう時どのように言葉をかけたらいいかなと、実習で感じたことや授業で学んだことを振り返る時間をもう少し作れていたら、いざ、子どもたちを目の前にした時に、悩まず率先して実践できるのではないかなと思いました。
―実際に働いてみて、仕事内容等ギャップを感じたところはありますか?
就職する前から何となく分かっていたことですが、行事の準備や書類が立て続けにあるのはすごく大変だなと思います。一つの行事が終わったらまた次の行事の準備に入り、月案や週案も同じで、ひとつ終わったと思ってもまた次があるというのは毎回大変だなと思っています。
ICTを導入していますが、パソコンなどは得意ではないのでやりながら覚えているところです。
逆に保護者との関りは良い意味で感じたギャップでした。
保護者のみなさんが笑顔で迎えてくださる優しい方たちが多いので、自分もつられて笑顔で挨拶ができたり、保護者から相談を受けた際も、先輩保育士に相談してからお答えできるので、自分で全部抱える必要がないんだということを日々感じています。
―最後にこれから保育士を目指す学生さん・求職者に向けて一言!
これから新たな場所へ進むことに不安や葛藤、そしてワクワクした気持ちもあると思います。
自分もその悩みに打ちのめされて一度は保育士としてではなく、保育補助など別の道に進むことも考えたのですが、全部を自分で抱えるのではなく、周りの人に相談したり頼ったりするのは本当に大事だなと思っていますし、心に留めてほしいなと思っています。
自分と戦う時期でもありますが、一歩前に踏み出して、これから保育士として現場で働く上での自信や今後の挑戦の糧になってほしいなと思います。
お話しを聞いていて誠実さが伝わってたインタビューでした。
園見学をされたときに、「今後新しく入ってくる保育士さんを自分が感じたようにあたたかく迎えられることができたら」とおっしゃられたのもとても印象的でした。
Kさん、ありがとうございました。
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取材日:2024年11月26日
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今回お話をお伺いしたみのわのぞみ保育園の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。
インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄
幼保学生・求職者のみなさまへ
現役保育士さん、採用担当者さんなどに聞きたいことリクエストを受け付けております。
*直接聞きにくい事もえんみっけ!が間に入ってお聞きします。
インタビューリクエストはこちら:https://forms.gle/7r7wV359JPJhakik9