#038 | 幼保連携型認定こども園宝地院保育園(社会福祉法人宝地院福祉会) | 保育教諭 T.Cさん
こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第38回は、兵庫県神戸市 幼保連携型認定こども園宝地院保育園(社会福祉法人宝地院福祉会)入職5年目 保育教諭 T.Cさんにお話を伺いました。
―担当業務、役割を教えてください。
新卒で入職し今年で5年目、現在は31名の4歳児クラスを正規職員2名とパート職員1名と一緒に担当しています。
入職1・2年目に1歳児を担当し、3年目に2歳児、4年目に3歳児、今年5年目は4歳児と持ち上がりで担当しているので、成長を近くで見守ってきた子たちです。
本年度はクラス担任以外の係は担当していませんが、昨年度は『学期当番』を経験しました。
当園は学期制(1・2・3学期)となっており、そのうちの1つの学期で行われる行事、例えば眼科健診や内科健診などの健診準備などを学期当番が行います。
入職1年目に、『学期当番』を1年間見学して、年間行事の流れなどを学びましたが、実際に当番になったのはまだ昨年度の1回だけです。
―就職先を「幼保連携型認定こども園宝地院保育園」へ決めた理由を教えてください。
まず、勤務地を重視して就職先を探しました。
私は徳島県出身なのですが、関西で働きたい、関西の中でも徳島に一番近い兵庫県、その中でも神戸で働きたいと思い就活をしました。
インターネットで園を探し、神戸市内で2園見学をしました。
情報収集の段階では勤務地重視でしたが、やはり保育士になる上で不安に思うことも沢山あり、職員数が多く複数担任で、安心して働ける場所だなあと感じたのが園見学をした『幼保連携型認定こども園宝地院保育園』でした。
見学時も、先生方が明るく挨拶をしてくださって、雰囲気が温かかったことも決め手になりました。
(大学のお友達は地元で就職が多かったですか?)
そうですね。地元で就職する友人が多いです。
―「幼保連携型認定こども園宝地院保育園」の自慢を教えてください。
遊びの中で、自然事象、玩具、絵本といった環境に触れて、こどもたちは様々な事を経験し学び成長しています。他のお子さんを真似てみたり、遊びを創造したり、友達や保育教諭と一緒に遊んで、毎日楽しい園生活を過ごしています。
文字や数字への興味関心を育み、頭脳の働きを優れたものにするため、週2~3日短時間プリントを利用した遊びを行っています。遊びの中で事前に目で見たり手で触ったり等体験をした上で、負担にならないよう配慮しながら、友だちや保育教諭と楽しくおこなっています。
また、仏教保育なので「礼拝」「はなまつり」「地蔵盆」などの行事も魅力だと思います。
―ある日の1日のスケジュールを教えてください。
8時30分から16時40分までは通常の勤務時間となります。
朝のお預かり時間はパートの先生がいらっしゃるので早番になることは少ないですし、残業もほとんど無いのでプライベートも充実した時間が過ごせています。
―子どもの𠮟り方で気を付けていることを教えてください。
いけないことはもちろん叱りますが、本人の気持ちやそうなった経緯を、まず本人から言葉で聞き、受け止めてから話をするように心がけています。
4歳児だと友達と喧嘩をすることもあるので、そういう時は両方の話を聞いてお話をするようにしています。
(1歳児から4歳児まで担当して、叱り方は変えるものですか?)
そうですね。
やはり小さい時は何でだめなのかを長く話してもわからないので、長く話しをすることはしませんが、4歳児は相手の気持ちを代弁したり、分かる部分はこちらからお話をするようにしています。
一緒に働いている先輩の先生を見ながら、𠮟り方なども学んでいます。
―実際に働いてみて、学生時代にもっとやっておけばよかったと思う事は?
ピアノが苦手で、学生の時から練習や授業で触れる機会はあったのですが、もっとやっておけばよかったなと思っています。
幼児クラス担当になってから、子どもたちも歌える曲が増えてきて、難しい曲もあるので、しっかりやっておくべきだったなと痛感しています。
(苦手なりに工夫していることは?)
電子ピアノ買って家で練習をしています。
片手だったら何とか弾けますが、両手で弾くとなると・・・。
私は音符が読めないので書いているのですが、書いていてもなかなか・・・。
もう繰り返しをやるしかないなと思って、反復練習したり、暗譜できるものは暗譜するのが一番早いかなと思っています。
(流行りの曲を弾いてと言われることは?)
それはないです(笑)
ピアノでは弾きませんが『Bling-Bang-Bang-Born』は子どもたちが好きで、曲をかけると踊ってくれます。すっごく可愛いです!
―園で働いていて一番悩んだことは?またそれをどう解決しましたか?
入職1・2年目に21名の1歳児を担当していた頃、一つの部屋で保育をするのがすごく大変なのだと実感しました。
話をするときもわちゃわちゃっとなり、「どうすればいいのかな」「どうしたら話を聞いてくれるのかな」と悩みましたが、先輩の保育を見て少しずつ解決していきました。
複数担任なので日々先輩の保育を見られることが私の中で勉強になっています。
例えば泣いている子どもがいたら、ただ部屋で遊ばせるだけではなくて、「ちょっと外を見てみようか」と気分を切り替えられるようにしたり、子どもそれぞれに寄り添い受け入れる姿、状況に応じて人数が多かったら半分にして過ごしてみるなど、先輩を見て真似することから始めて、だんだん自信がついてきたように思えます。
(後輩の先生はいますか?)
今年初めて後輩が出来ました。昨年までは私が一番下でしたので、新卒の後輩が入ってきて嬉しいです。
(ずっと一番下!お辞めになる方が少ないのですね♪)
私の上の先輩も2~3歳離れていて、後輩も4歳離れているので言われてみれば定着率が良いですね。経験豊富な先輩から学べる環境で、雰囲気の良い職場で働けています。
ー最後にこれから保育士を目指す学生さん・求職者に向けて一言!
保育士は子どもの成長を一番近くで感じられる楽しい仕事だと思うので、ぜひ保育士になって保育の業界に入ってきてほしいなと思います。
実際に働き始めて大変だったこと、悩んだことも、複数担任制で常にお手本となる先輩がいらっしゃることで乗り越えているT.Cさん。
就活時に自分自身で心配なこともきちんと分析して「安心して働ける場所」として選んだ結果、楽しく充実した日々を送れているのだなと思いました。
笑顔が素敵なT.Cさん、ありがとうございました。
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取材日::2024年5月29日
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今回お話をお伺いした幼保連携型認定こども園宝地院保育園の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。
インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄
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