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#070| 幼保連携型認定こども園心の森(社会福祉法人みかり会)| 保育教諭 時田 舞さん

こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第70回は、兵庫県神戸市 幼保連携型認定こども園心の森(社会福祉法人みかり会) 保育教諭 時田 舞さんにお話を伺いました。



―担当クラス、役割を教えてください。

3・4・5歳児の幼児クラスを担任し、今年度から幼児クラスリーダーをしています。3・4・5歳児50名の子どもたちと、常勤・非常勤職員で支え合いながら一緒に過ごしています。
 
(リーダーとして主にどういうお仕事をされていますか?)
タイミングをみて子どもたちや先生に「次は○○活動に移りましょう」と合図をしたり、昼時間に午前の活動の振り返りと、次(明日)はこういう風にしていこうという打ち合わせを中心となって進めています。 
3歳児から5歳児のクラスで子どもたち一人ひとり発達の段階が全く違います。どうしたら子どもたちみんなが楽しめるか、どうやったら子どもたち同士がお互いに助け合って生活できるかなど、先生たちと意見を交わしながら教育・保育の内容や活動を考えています。

やはり、リーダーになって責任を感じています。今まで以上に周りを見て判断し、行動しないといけないなと思っています。

―クラス担当、幼児リーダー以外に担当している係はありますか?

運営法人である『みかり会』では、幼・老・障の共生の取り組みを行っており、各園、施設の職員でいくつかの委員会を設けています。

私は今年度から「質の向上委員会」に所属し、教育・保育の質の向上を目的に各園の委員会に所属する職員達と月2回の話し合いに参加しています。
 
(質の向上委員会はどのような活動を?)
内部評価事業として「トゥモローチャレンジ」という、法人内の施設間で相互に職員が視察に行き、第三者目線で「こういうところがいいね」「ここをもっとこうしてみたらどうだろう」とアドバイスをしたり、受けたりする取り組みがあります。
 
また、先ほどリーダーの仕事としてお伝えした活動の振り返りについても
「なぜ振り返りが必要なのか」とか、
「子どもたちがこの物事を探求していくためにはどう問いかけをすればいいのか」
「そのためにはどのような狙いを立てればいいのか」
など日々の教育・保育の質をあげていくために、テーマを決めてディスカッションを行っています。
 
今年度から委員に参加していることもあり緊張感はありますが、委員会で話し合ったことが必ず次の保育で実践できているので、とても大切な時間になっています。

―就職先を「幼保連携型認定こども園心の森」へ決めた理由を教えてください。

短大2回生の夏に、友人から社会福祉法人みかり会のリクルートツアーに誘われたのをきっかけに、参加前に法人について調べて素敵だなと感じました。
実際に参加したリクルートツアーでは、2つの園を見学して雰囲気を体感し、委員会や取り組み、幼・老・障の共生について詳しくお話しいただいたことで、こんな素敵なところで働きたいと思い就職を決めました。

―「幼保連携型こども園心の森」の自慢を教えてください。

幼保連携型こども園心の森は、障害児通所支援事業の児童発達支援事業・放課後等デイサービスを併設していますので、子どもたちがデイサービスの施設に遊びに行ったり、デイサービスを利用している小学生以上のお兄さんお姉さんがこども園に遊びに来てくれたりと、施設を行き来し交流する機会が多くあります。
子どもたちは障害に対する偏見や壁などを感じず、素直に人と人とが関わっている姿を日常的に見られ、とても素敵だなと思っています。
 
今までお世話をされることが多かった障害のある子たちが、こども園に来て逆の立場に立って世話することをすごく喜んでくれ、笑顔がたくさん見られるのもすごく素敵だなと思っています。

幼保連携型認定こども園心の森 外観

―業務中ホッとできる時間はありますか?

休憩の時間です。
同じクラス担任に同期がいて休憩が一緒になることも多く、その時間があるから午後からも頑張ろうとちょっとした活力にもなっています。
保育に入っている時間も「これどうすればいいんだっけ?」と助け合ったりしていますが、現場を離れてお菓子を食べたり、紅茶を飲みながらプライベートな話もできる休憩時間は息抜きになっています。

―委員会以外で法人内の系列園の先生方と交流はありますか?

一年に一回、フィードバック研修という同期だけが集まり一年を振り返る研修があります。私が入職した年はコロナ禍真っ最中で、同期が集まることも出来なかったのですが、一昨年くらいからやっと集まって研修ができるようになりました。
フィードバック研修は、去年からの成長や、数年前から今までの自分を見つめ直すとてもいい機会になっています。
同期だからこそ、同じような悩み・課題を抱えていていますし、お互いを高め合えるような時間がもてる大事な研修だと思っています。
 
(プライベートで同期と会うことは?)
同じ施設で働く同期とは仕事終わりにご飯に行ったりします。
また幼い頃に通っていた幼稚園が一緒の友人も系列園で働いているので、その友人ともよくご飯に行っています。お互いに同期を誘い合い、友達の友達みたいな感じでいっぱい同期が集まってご飯に行くこともあります。

―髪型やメイクで気を付けていることはありますか?

ロングヘア―の場合は、髪の毛をくくってお団子にしてからシュシュをつけましょうと先輩から教わりました。初めて聞いた時は、なんでシュシュなんだろうと思ったのですが、衛生面やヘアピンなどの使用は怪我や誤飲、紛失などの危険性があるのでシュシュなのかなと思っています。
可愛いシュシュを選んで楽しんでいます。

服装も園では家庭的な雰囲気を大切にしているので、お家でお母さんが着ていそうな服装をイメージして、ニットやトレーナーなどを着ています。
エプロンは自由なので好きものを着けています。私はキャラクターとかではなく、お花などがデザインされた優しい雰囲気のエプロンを着けています。
 
(メイクに決まりはありますか?)
明確な決まりはありませんが、派手すぎるのもダメだと思いますし、だからといって何もしないのも顔色が悪く見えたりするので、ナチュラルメイクを意識しています。
休みの日はその反動というわけではないのですけれど、しっかりメイクをし、髪の毛も巻いて外出します。

―最後にこれから保育士を目指す学生さん・求職者に向けて一言!

不安に思うことも色々あると思います。
実際現場に出ると大変なことももちろんあるのですが、それ以上にやりがいを感じています。私は子どもたちへの愛情が止まらないので(笑)、保育士は子どもたちの可愛さを一番身近に感じることができる天職だと思っています。
保護者の方ともたくさん関わることができ、一緒に成長を見守ることができて、喜びを感じ、やりがいを感じられているので、ぜひこれから一緒に保育士という仕事を楽しくできたらいいなと思います。 


今年度から幼児クラスリーダーを任され、また運営法人の委員会にも参加されて日々頑張っておられる時田さん。
責任を感じるようになったとおっしゃっていましたが、休憩時間に同期の先生とお話ししたりご飯に行ったりと、充実した毎日を送られとても輝いていました!
時田さん、ありがとうございました。


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取材日:2024年12月23日
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今回お話をお伺いした幼保連携型認定こども園心の森の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。


インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄


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*直接聞きにくい事もえんみっけ!が間に入ってお聞きします。
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