#042 | 西脇こども園(社会福祉法人かすぎ野) | 保育教諭 真鍋 穂乃花さん
こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第42回は、兵庫県西脇市 西脇こども園(社会福祉法人かすぎ野) 保育教諭 真鍋 穂乃花さんにお話を伺いました。
―担当業務、役割を教えてください。
3歳児クラスで12名の子どもたちの担任をしております。
クラス担任として子どもたちと遊んだり、製作をしたり、体育教室、まなびタイムなどカリキュラムに一緒に参加して体を動かしたりしています。
一緒に給食を食べて食育、美味しさを伝えています。
行事前には行事運営についての会議に参加もします。
西脇こども園は、3歳児は私が担当する12名のクラスと13名のクラスの2クラスあり、3歳児クラスのリーダーも担当し、2クラス合同で行う運動会や音楽会などの大きな行事をまとめる役割も担当しています。
―就職先を『西脇こども園』に決めた理由は?
短大の保育科で学んでいたものの、実は学生時代保育士になるのはやめようと思っていました。
そんな矢先、たまたま西脇こども園で働いている知人から「園見学に来ない?見てみない?」と声を掛けていただいたので、一度行ってみようかなと思い園見学に行きました。
間近で働いている先生方や子どもたち、園全体の様子をみて「やっぱり保育士になりたい」と思いが変わり、西脇こども園で働くことを決めました。
―保育士になるのをやめようと思ったのは何故ですか?
実習が大変でした。
当時は実際に就職したらこんなに大変なことをしなければいけないのか、こんな大変なことは二度としたくないと思いました。
(大変だったのは準備などですか?それとも人間関係など?)
もう全部。全部が大変でした。
(「西脇こども園」に園見学に行って気持ちが変わったのは何故ですか?)
見学では実習とは違う視点で園を見ることができました。
先生や子どもたちの楽しそうな姿を見ることができたので、「やっぱり保育士の仕事って楽しいんだな」とか、先生の様子を見て「こんなことをしているんだ」「子ども達すごく楽しそうにしているなあ」と全体の様子を見れたことが良かったと思います。
(実際に就職してからはどうでしたか?)
新卒で働き始めの頃は何もかもが初めてでしたので、そういった面ではもちろん大変だと思うことはありましたが、実際に働き始めると実習とはまた全然違う、あれは実習だけの大変さだったのだと思いました。
実際に働くと「楽しい!」が勝ちました。
―『西脇こども園』の自慢を教えてください
季節にあった行事がたくさんあり、子どもたちだけではなく保護者も一緒に参加し楽しんでいただけているという実感があり、自慢に思います。
特に食に関する行事が多く、子どもたちが育てたお米を収穫し、そのお米で子どもたちがおにぎりを握って「おにぎりパーティ」をしたり、園庭で育てているさつまいもを収穫して焼き芋バーティもします。😍
行事前の準備はすごく大変なことが多いですが、子どもたちが楽しんでいる姿を見ると良かったと思えます。
(おにぎりパーティ!先生もおにぎりを握る?)
はい。ラップに包んで子どもたちも職員も薪で炊いたごはんをおにぎりにします。
いつも食べている炊飯器で炊いたご飯と薪で炊いたご飯の違いを知ろうという目的もあるのでおにぎりの具は無しで味わいます🍙
―ある日のスケジュールを教えてください
早出は7:30~16:30、遅出は9:00~18:00のシフト制なので、起床時間はシフトによって違いますが、出勤する1時間前に目覚ましをかけ、朝食を食べ準備をして出かけます。
車通勤で渋滞など何があるかわからないので、園までは30分くらいの距離ですが50分前には家を出るようにしています。
出勤後は、子どもたちと触れ合って保育をして、午睡の時間を利用して休憩を取りながら明日の保育の準備などもしています。
早出の時は退勤後に友達とご飯に行くこともあります。
―スキルアップするために取り組んでいることはありますか?
西脇市や兵庫県で開かれている様々な研修に参加して、日々の保育に活かせるようにしています。
最近ではInstagramやYouTubeも活用していて、私の知らない手遊びを覚えて保育の引き出しを増やしたり、製作にもヒントを得ています。
西脇こども園では毎月お誕生日会の最初に持ち回りで職員が手遊びなどを少し行う時間があり、他の先生たちがやっている手遊びを見て覚えることもあります。
―今のお給料で自由に使えるお金はどのくらいありますか?
残業手当もきっちり出るので、基本給プラス残業手当と、キャリアアップ手当などもあり、一人暮らしをしていますが生活費とは別に数か月に一度は旅行に行ったり、友達と美味しい物を食べに行ったり、趣味を楽しむための余裕はあります。
(最近だと旅行はどこに行かれましたか?)
ディズニーランドに行きました。
前回は土日に行ったのですが、有給休暇も取りやすいので、旅行に行きやすい環境だと思います。
―保育士という仕事の重要性について教えてください。
全国的に子どもの人数が減ってきていますが、やはり様々な家庭環境、子どもたちが持つ個性によって個別対応が必要になってきていることが多いと感じています。
保護者の子育てに対する悩みや不安など、一番相談しやすいのは子どもが通っている保育園・こども園ではないかと思っているので、子育て支援の面でも保育士という仕事は重要だな思っております。
(西脇こども園のHP拝見しました。地域貢献いろいろなさっていますね)
はい、そうなんです。
親子教室や、こども食堂、病児保育なども行っております。
ー最後にこれから保育士を目指す学生さん・求職者に向けて一言!
保育士という仕事は大変なことも多いのですけれども、子どもたちの成長を一番身近に感じられる仕事だなと思っております。
毎年一年間担任をして一年前を振り返った時に、子どもたちの大きく成長した姿は本当に嬉しく思えます。
とても素晴らしい仕事だと思いますので今勉強されている方、今これから保育士の勉強をしようと思っている方、ぜひ私たちと一緒に働きましょう。
実習の大変さで、一度は保育士になることをやめようと思っていた真鍋さん。
園見学で違う視点で園を見れたことで気持ちが変わったというお話しが印象に残りました。
インタビュー時の話し方からも仕事をてきぱきこなす姿が想像できました。
真鍋さん、ありがとうございました。
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取材日:2024年6月24日
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今回お話をお伺いした西脇こども園の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。
インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄
幼保学生・求職者のみなさまへ
現役保育士さん、採用担当者さんなどに聞きたいことリクエストを受け付けております。
*直接聞きにくい事もえんみっけ!が間に入ってお聞きします。
インタビューリクエストはこちら:https://forms.gle/7r7wV359JPJhakik9