#018 | 社会福祉法人無患子の木 | 野川ほのぼの保育園 保育士 中村 葵 さん
こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第18回は、神奈川県川崎市 野川ほのぼの保育園(社会福祉法人無患子の木)入職8年目 保育士 中村 葵さんにお話を伺いました。
―担当業務、役割を教えてください。
現在年長クラスを2名の保育士で担任し、クラスリーダーを担当しています。
年長クラスの担任は今年で3回目です。
クラスリーダーとして、後輩たちの教育、クラス全般のことにおいて最終チェック、園長との連携などを担当しています。
また、クラスリーダーとは別に写真係を担当しており、行事の写真撮影や園が委託している写真屋さんとのやり取りなどを行っています。
(年長クラスだからこそ心掛けていることは?)
年長児として必要な事、即ちきちんとした生活習慣、“モノ”の自己管理、考えて行動する事、小学生になって大事になる自分の状況を伝えられる事・・・などを身につけられるように心掛けています。
―就職先を「野川ほのぼの保育園」に決めた理由は?
(一財)川崎市保育会の加盟法人が運営する園で働きたいと思っていたので、まずは(一財)川崎市保育会の試験を受けました。
その中で、野川ほのぼの保育園が私たちが入る年度に新設される園でしたので、園舎が綺麗なことと、自分たちでの手で立ち上げていく点に魅力を感じました。
(一財)川崎市保育会の採用はドラフト会議のような【指名受験】の流れがあります。内々定(指名受験)が決まったら指名受験者として 統一面接試験 を受験するのですが、会場に入ったら20名ぐらいの園長先生が座っていて、1対20の面接でしたのでとても緊張しました。
※(一財)川崎市保育会採用の流れ 【指名受験】
https://hoikukai.com/wps01/wp-content/uploads/2016/10/03_jyuken.pdf
(新設園に入職したころを振り返ってみてどうですか?)
新卒で入った同期は15~16人、経験者の方は3~4人でしたので、正直とても大変でした(笑)
自分たちで作り上げるところに魅力を感じていたものの、土台がない分、全て会議や話し合いが必要でした。
最初の頃は子どもたちを怪我なく保護者に帰すことで精一杯でした。
私たちの考えていたスタイルに落ち着くまでには3~4年ぐらいかかったと思います。
―「野川ほのぼの保育園」の自慢は?
大人が用意した遊びではなく、子どもたちが好きな遊びを見つけ、自分で遊びを展開して、のびのび遊んでいるところです。
園庭には固定遊具がたくさんあるわけではなく、木の板や角材、塩ビ管などがあり、それらを組み合わせていろいろなものを作って遊んでいるので、好きなものがたくさん見つけられる場所かなと思っています。
子どもたちは木の板が大好きで、板を使って家を作って遊んだり、夏は牛乳の籠を組み立てた上に木の板を載せて日陰を作って涼んでいる姿を見ると、発想やアイデアに驚かされることもあります。
園長は好きな遊びをたくさん見つけてほしいという考えなので、野川ほのぼの保育園に通っている子どもたちはのびのびと遊べて幸せだなと感じます。
(給食も楽しそうですよね)
はい、給食には毎月テーマがあり、先月は絵本に出てくるメニュー、今月は地方の郷土料理を提供しています。
先生たちも給食が大好きで楽しみにしています。
子どもたちも給食やおやつを楽しみにしていて、献立を見たり今日の給食は何?と聞いてきたりします。料理名もちゃんと覚えていて、とても喜んでいます。
食育にも力を入れていて、お野菜も育てています。
(HPで拝見した『親子で遊ぼう会』はどんなイベントですか?)
0~2歳(乳児)クラスの子どもと保護者の行事です。
幼児クラスには運動会がありますが、乳児はまだ発達が進んでいないので、いつも保育園でやっていることを保護者に見てもらって、一緒に楽しんでもらうイベントです。
ーストレス発散法は?
寝ることが好きなのでたくさん寝て、温泉やサウナに行って疲れを癒しています。
仕事の日は結構時間に追われてバタバタしているので、お休みの日は何も考えずにぼーっとしていたいですね。
一人で近くの銭湯やサウナに行ったり、キャンプも好きなので、その帰りに銭湯や温泉に行ってリフレッシュしたりすることもあります。
―保育士として心掛けていることはありますか?
言葉遣いや行動、立ち振る舞いなどは意識しています。
園の中にいると「よくそんなところまで見ているな」と思うようなところまで子どもたちは見ているので気を付けています。
子どもたちに話すときは敬語を使うわけではないので難しいのですが、真似したら良くないだろうなという言葉、悪い言葉は使わないように意識しています。
ーやりがいを感じるときはどんな時?
子どもたちの成長を感じられた時にやりがいを感じます。
2歳から卒園まで持ち上がりで担当した子どもたちを見ていた時は、当初自分一人では上手にできなかった子どもたちが一人でやっていたりするのを見ると大きくなったなと思いました。
特に子どもたちの作品は成長を感じます。
色々な絵を描きますが、子どもたちの生活に密着していることを描いていて、例えば園庭にみかんが育ったら描いてみたり、栽培したものを描いてみたり。
子どもたちの興味があるものをピックアップして描いているので、保護者の方も楽しみにされています。
また、日々の活動の中で「この活動をまたやりたい」と言ってくれると、楽しんでくれているのかなと思いやりがいを感じます。
―保育士という仕事の将来性・重要性について教えてください。
子どもたちの健やかな成長の為にも、子どもたちが育つ様々な家庭環境を保育士は把握して、保護者相談・支援などの面でもこれからもっと重要になってくるのではないかと思っています。
子どもが幸せになるためには家庭環境が大事なので、子育てのアドバイスなどで保護者の方々に少しでも寄り添えるようにしていきたいと思います。
学生さん、えんみっけ!を見て園探ししている方に向けて一言!
子どもたちの人格形成の基礎に携われるのは貴重なことで、成長過程に関われることは本当に幸せなことだと思うので、自分のことも大切にしながら、保育の仕事を楽しんでいってください。
就活時の面接のお話しや給食のことなど、とても興味深い話をしてくださいました。
日ごろから立ち振る舞いや言葉遣いに気を付けているとおっしゃるだけあって、落ち着いた話しぶりと、柔らかな表情からお人柄の優しさと、お仕事の充実さがうかがえました。
中村さん、ありがとうございました。
今回お話をお伺いした、神奈川県横浜市 野川ほのぼの保育園(社会福祉法人無患子の木)の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。
園見学も受付中です!
インタビュー掲載期間:2025年3月31日迄
幼保学生・求職者のみなさまへ
現役保育士さん、採用担当者さんなどに聞きたいたいことリクエストを受け付けております。
*直接聞きにくい事もえんみっけ!が間に入ってお聞きします。
インタビューリクエストはこちら:https://forms.gle/7r7wV359JPJhakik9