私の好きな言葉
皆さまお疲れ様です。焉明教の宇治味アヤメです。
今回は私の好きな言葉を紹介いたします。
1・私の好きな言葉
私が好きな言葉は
「正義はなされよ、世界が滅ぶとも」
です。
2・好きになった由来
私は学生時代、映画や海外ドラマをよく観ていたのですが、キアヌ・リーヴスが主演の映画では「コンスタンティン」が好きでした。
そんな彼が劇中で使用していた、とあるグッズがあります。
このライターなのですが、喫煙者の私にとっては大事な宝物になっております。非常に大きく、また重いため、携帯性がまるでないのですが、かっこいいのでつい使ってしまいます。
3・「コンスタンティン」とは
主人公ジョン・コンスタンティンは死後、地獄に行くことが決まってしまったので、神様への「点数稼ぎ」のために仕方なしに悪魔祓いをする、という不良エクソシストの物語になります。
新興宗教の教祖になった今の私にとっては「自分の為に人助けをする」という彼のスタンスは、自分自身への咎めとして機能しております。
なぜなら、金儲けの為に信者に良い顔をする、良くない教祖や、善意で行った結果却って状況が悪くなる人よりも、ある意味自分や周りに対して誠実で表裏がないからです。そんなひねくれた彼がどこか好きなのです。
話を戻しまして、そんな彼が使用しているこのライターなのですが、側面にある言葉が刻まれております。それがこの「正義はなされよ、世界が滅ぶとも」です。
4・言葉の意味と語源を辿る
「Fiat iustitia, et pereat mundus」というラテン語なのですが、ネットで調べてみたら元ネタが複雑だったため、解説していきます。
どうやらこれは神聖ローマ帝国皇帝フェルディナント1世の座右の銘だったようで、彼はオスマン帝国から祖国ローマを守り抜き、宗教改革後のローマ内で、カトリックもプロテスタントも両方をうまく存続させた名君になります。
また、プロテスタントの開祖であるルターが、非常に似た意味の言葉を残ししております。
「Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree.(たとえ世界が明日滅びると知っても、私は、リンゴの木を植え続ける)」
これについて上手くまとめたブログが見つかったため、ご紹介します。
また、この言葉が広く一般化したのは、哲学者のカントの影響が大きいと個人的には思います。
5・感想
私は最初この言葉をカントの著書で知ったので、成人後にタバコを吸ってから後々このライターの言葉を調べて感動したのを、今でも覚えています。
この言葉自体がかっこいいですし、何よりも、この言葉に関連する人物がかっこいい人が多いので、自分も、この言葉を言える資格が持てるような人物になりたいと切に思っております。