
文章力のレベル上げなら『写経』とひたすら戦うだけでOKな理由
「…文章力ってどうやって鍛えるん?」
WEBライター目指すなら、100人中90人がぶち当たる壁。
(どの界隈も天才みたいなやつは一定数いるから10人減らしといた)
当然私も90人の中の一人で、めちゃくちゃ迷走しまくってました。
とりあえず書いてみようと、3日くらいかけて2,000文字くらいの記事書いてみたり、
コピーライティングに関する本を買い占めてみたり、
行き当たりばったりで50記事くらい投稿してみたり、
ライター界隈のインフルエンサーの真似事してみたり、
CWで記事作成代行の案件に片っ端から申し込んでみたり、
色々試してきたけど、レベルアップしてる感じがしない…
迷走に迷走を重ね、行き着いた最終点が「有料商材」でした。
…しかも50万円。
普通なら絶対買わない金額だし、そもそもそんな高額な買い物をしたこともない。
でも、人って迷走すると思いもよらない思考回路に行き着いちゃうんですよね。
「…そうだ、高ければ成功するに違いない!」
と。
今思えば、なんて危険な決断したものだと、当時の自分をぶん殴ってやりたい。
結果的に、妻に内緒で借金をしてまで購入したわけですが、その辺の過程については別noteで…
(ぶっちゃけた話、50万円の商材買ったのいいけど、1割も手を付けずにクラウドストレージの奥底で眠ってますw)
まぁ、今回の本題はそこではない。
50万円の高額商材を買ってしまった失敗経験があるからこそ、私は一つの結論に行き着きました。
「文字力鍛えるなら、すでに成功している人の文章を真似ればいいじゃん」
そう、これが今回WEBライター初心者におすすめする「写経(しゃきょう)」です。

※本来の写経とは意味が違いますが、「経典を書き写してストレス(迷走)から開放される」という意味合いが一緒だと感じたので、この言葉を借りました。
「…そもそも写経ってなんぞや?」って人はググってください(笑)
写経について簡単に説明すると、「この人の記事の書き方上手だなぁ」と思った人の記事を“丸ごと”真似る練習法になります。
あ、丸ごと真似るって言っても、それを投稿しちゃ駄目ですよ。
アカBANされるだけならまだ良い方で、最悪、著作権侵害でブタ箱行きですw
投稿目的ではなく、あくまで文章力のレベル上げが目的だということ。
「…え、結局ただ真似して書くだけってこと?」
と侮ることなかれ。
文章が書けないって人の大半は「そもそも書き方が分からない」「自分の書いた文章が読んでもらえるか不安」という悩みを抱えてます。
書き方が分からないなら、書き方を知ってる人から学べばいい
読んでもらえるか不安なら、すでに成功している人から学べばいい
とはいえ、その悩みを解決するには、お金を払わないと学べないって思ってる人が多いんですよね。
まさに私がそうだったからこそ言いますが、
「有料なんだから間違いない」
「すでに成功している人が出してる商材なんだから稼げて当たり前」
右も左も分からない初心者ほど、そんな風に考えてしまいがちです。
でも、そうじゃない。
たしかに有料商材を効果的に活用できれば、稼ぐまでの近道になるかもしれません。
ただ、それはあくまでも“ステータス(地力)”がある程度備わってることが前提。
最初の街から旅立ったばかりの主人公がバラモスどころかカンダタにすらに勝てないように、初心者であるならば、まずはスライムから地道にレベルアップするしかないのです。

「地味だなぁ…」と思うかもしれません。
実際にやってみると分かりますが…地味ですw
ひたすら自分のモチベとの闘いです。
でも、WEBライターになるということは、その地味な作業を延々と繰り返しお金を稼ぐということ。
写経は、鍛錬でもあり、WEBライターとしての資質を見極める目的もあるのです。
写経もできないようでは、WEBライターとして到底稼ぐことはできない
でも続けた先には、WEBライターに必要な文章力が身につき、お金を稼ぐことができる
これが、写経をおすすめする本当の理由です。
では、写経にどんなメリットがあるのかというと、
自己投資0で文章力を鍛えることができる
売れる記事の書き方・構成が学べる
依頼者が求める記事が書けるようになる(単価UP)
といったメリットが期待できます。
それぞれについて、もう少し深堀りして説明しますね。
写経のメリット①|自己投資0で文章力を鍛えることができる
写経最大のメリットは、お金を書けることなく文章力をレベル上げができるところ。
冒頭でもお伝えしたように、初心者は「早く稼げるようになりたい!」という一心で、有料商材に手を出しがちです。
が、それで成功できるのは一握りの天才だけでしょう。
(「俺は天才だ!」という人は止めませんので、このnoteを閉じて有料商材を買いに行ってください)
念のため言っておきますと、有料が駄目だと否定するつもりは全くなく、自己投資をマインドとしてモチベーションのギアを上げることが目的ならば、どんどん自己投資するべきです。
人は痛みを伴わないと頑張れない生き物ですからね。
ただ、痛みは劇薬です。
スライム程度のダメージなら「なにくそ!」精神で反撃が可能ですが、渾身の一撃(高額商材)で想定以上のダメージになれば、反撃どころではなく回復が必要が必要になります。

そう、あまりにも高い商材は逆効果でしかないのです。
その点、写経なら真似るだけなので完全無料。
その分痛みも0なのでモチベーション維持がカギになりますが、文章力がメキメキと上達するのは間違いないでしょう。
写経のメリット②|売れる記事の書き方・構成が学べる
文章力は、ただ鍛えればOKという簡単な話ではなくて、売れるような書き方に仕上げる必要があります。
言うのは簡単だけど、それが一番難しい。
「売れる書き方のロジックがあれば…」という願望は理解できます。
が、そんな便利なもんあるなら誰も苦労はしない。
ただ、売れる記事…というか記事構成のロジックみたいなものはだいたい決まってて、PREP法という書き方がポピュラーとされてます。
Point(結論)
↓
Reason(理由)
↓
Example(例)
↓
Point(結論)
この頭文字を取って、PREP法と呼ばれてます。
聞き馴染みのない人にとっては「…?」かもしれませんが、今はそれで構いませんので、この流れだけは覚えておいてください。
この手法を意識して写経するだけでも、理解度はダンチに変わりますので。
※私が勝手に師事してるクロネコ屋さんが、この辺の書き方を分かりやすく説明してるので、参考にしてください。
…と、初手から話が脱線しましたねw
売れてる人の記事を何記事か真似してると、「…なんとなくこういう構成が売れるのかな?」というものが見えてきます。
さっきからドラクエ例えですみませんが、レベルアップするとステータスが上昇する一方で、ある一定のレベルに到達すると特技や呪文なんかを習得できるようになりますよね?

この仕組みはライティングにも同じことが言えて、書き続けることで文章力の土台(ステータス上昇)ができてきて、一定の文章力が身につく頃に構成や売れる記事の仕組み(特技や呪文)が理解できるようになります。
こういう感覚ってのは、教わって身につくものではなく、レベルアップの先に習得できるものなんですよね。
そういった点からも、写経はレベルアップに最適な手法といえるのです。
写経のメリット③|依頼者が求める記事が書けるようになる(単価UP)
私はクラウドワークス(CW)からWEBライターの道を開いたクチですが、そこで気付いたのは、クライアント(依頼者)によって求められる書き方が違うということ。
ざっぱにいうと、「話し口調」なのか「ビジネス口調」なのか、ですかね。
ちなみに、今読んでもらってるこのnoteは、どちらかというと話し口調で書いてます。
その方が気軽に読んでもらえやすいですし、なんとなく柔らかい印象が残りやすいしね。
でも、ビジネス記事を専門にしているクライアントに、話し口調で書いた記事を納品しようものなら、どんだけ良い記事でも一発アウトです。
仕事とプライベートの時間が明確に分かれてるのと一緒で、ビジネス系のサイトであればビジネス口調、ブログのようなプライベート要素が強いサイトでは話し口調、といったようにしっかり住み分ける必要があります。
…でも、どこからがビジネス口調でどっからが話し口調なのかなんて、最初は分からないですよね。
会話の中では何となくの感覚でやってるけど、それを言語化しようすると途端に難しくなる…これが文章の難しいところ。
例えば、この記事(↓)
誰が書いたのかはあえて言いませんが、こちらはビジネス口調で書いてます。
この辺の細かい違いは、誰かに教わるよりも自分で書いて落とし込んでいくやり方の方が効果的ですので、その点でも写経は非常に有効な手段といえます。
【ただ写すだけはもったいない】学習率を120%に引き上げる効果的な写経の方法
ということで、写経をおすすめする理由(メリット)については、お分かりいただけたのではないでしょうか。
この写経という練習法は、初心者だけでなくて現在稼いでいる中級者以上にもすすめな手法で、私自身、「あ、この人の書き方うめーな…」という記事を見つけたら、即座に写経して吸収するようにしてます。
ライティングに終わりはないので、稼げるようになっても定期的な写経は怠らないようにしましょう。
それでは、効果的な写経の方法についてお話ししたいと思います。
…とその前に、このやり方には「PC」と「Word(もしくはGoogleスプレッドシート)」が必要ですので、前もって準備しといてくださいね。
押さえるべきポイントは3つ。
ありのまま書き写すこと
PC上で行うこと
色んな人の記事(コラム・エッセイなど)を書いてみること
それぞれについて、詳しく解説します。
【ポイント①】ありのまま書き写すこと
右も左も分からない初心者なら、“ありのまま”書き写してください。
…え?ありのまま分からない?(いや言ってない)
例えば、さっきの記事。
この記事の触りを読んでみると、

こんな感じで書いてありますよね。
ぱっと見、「この一部分だけで何が分かんのや?」って思うかもしれませんが、実はめちゃくちゃ情報が詰まってます。
例えば、私の見解としては、
①タイトル(大きめ・太文字)
→どういう記事なのかを端的に分かりやすく伝えている
②サムネイル画像
→ビジネス感を出して、読者のイメージ力を高める働きがある
③リード文(太文字)
→読者が思っていることを代弁してドキッとさせる
④リード文(普通の文字)
→読者に語りかけるような入り方で共感させ、続きを読んでもらう工夫
といった情報が読み取れます。
最初からこれだけの情報を読み取れというのは酷かもしれませんが、何記事か写経してくと嫌でも分かるようになるので、騙されたと思ってまずは“そのまんま”書き写してみてください。
試しに、Wordで書き移してみるとこうなる。

WEBライターとしてると、Word形式で納品希望という案件が多いので、そういった意味でもWordを使って写経することをオススメします。
ただ、Googleドキュメント(無料)でもWord形式でダウンロードすることもできますので、無理して買う必要もありません。
Word持ってるならWordで、
ないならGoogleドキュメントで、
そんな感じでOKです。
【ポイント②】PC上で行うこと
WEBライターとPCは切っても切れない関係です。
であるならば、写経はPC上で行うようにしましょう。
「俺(私)は手書きの方が覚えやすいんだよね」という気持ちも、まぁ分からんでもない。
が、ことWEBライティングに至っては手書きこそ邪道であると断言します。
当たり前だけど、WEBライターってのは、“WEB上”のライターなんですよね。
PCを使うからこそ力を最大限に発揮できるのであって、そこからわざわざ降りて戦う必要はない。
ドラクエでもそう。
敵と戦うときは武器・防具を装備して戦ったほうが効率よく倒せるのに、わざわざ装備なし・素手縛りで戦おうとするのは、非効率をこよなく愛する変態だけ。
WEBライティングスキルは、WEB上で学ぶからこそ身につくのであって、手書きなんてのは何の足しにもならないってことです。
試しに手書きでやってみたことありますが、“学ぶ”ってよりは“修行(苦行)”に近いかな(笑)
別に修行僧を目指したいわけじゃないので、便利なものがあるならば、迷わず最大限に使いましょう。
【ポイント③】色んな人の記事(コラム・エッセイなど)を書いてみること
WEBライターで挫折する要因の一つに、「WEBライティングに答えがない」ってのがあるんじゃないかと。
んー、答えがないわけじゃないんですが、
「読者に面白い!」って思ってもらえたら、それが答えって感じですかね。
禅問答みたいですみません…
この辺の抽象的な部分が、「WEBライターは才能がないとできない」って言われてしまう部分じゃないかと感じます。
私もそれを実感して挫折した経験があるのですが、これは才能でも何でもなく、「言葉のボキャブラリーの差」だけなんですよね。
もっと簡単に言うならば、WEBライターの才能とは「どれだけ言葉の引き出しを持ってるか」ってこと。

言葉の引き出しを増やす方法として、本やコラム、エッセイなどからインプットする方法が一般的ですが、写経であれば、インプットとアウトプットを同時にこなせるので、理解度が段違いにかわります。
また、WEBライティングというのは十人十色で、ライターの数だけ答えがあるといっても過言ではありません。
「この記事面白い!」って思ってもらえればそれが正解なわけで、その答えを導き出すには、色んな人の記事を書いて自分の中に落とし込んでくしかないんですよね。
「あ、この言い回し面白いな」「この人○○って言い回しは自分でも使えそうだな」「さっきの言い回しはこの結論に繋がってくるのか」等々…
写経を繰り返すことで、言葉のボキャブラリーや理解度も高まっていき、いつの間にか“自分だけの文章”が書けるようになってます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私がおすすめする文章力のレベル上げ「写経(しゃきょう)」の最大のメリットは、『無料なのにメキメキと上達するところ』にあります。
やり方は「ただ真似るだけ」なので誰でもできる
時間・場所問わずスキマ時間で可能
自己投資0なのに有料商材以上の上達力
いつの間にか自分だけの文章が書けるようになっている
言葉の引き出しが増えるので日常生活にも使える
ぶっちゃけ、写経さえやっとけば月5万くらいなら稼げます。
それくらい理にかなった文章力上達法です。
ですが、1点注意してほしいことがあります。
それは、『継続してやらないと意味がない』ということ。
プロピアニストが、1日休んだ感覚を1週間かけて取り戻すように、文章力も書き続けなければ忘れていきます。

つまるところ、WEBライティングには終わりがないということを意味します。
この真理こそ、WEBライターとして活動するための分水嶺になります。
特に0→1を達成してない初心者期は、この事実に打ちのめされて挫折する人が後を絶ちません。
稼ぎ0なのに書き続けるって、苦行以外の何者でもないですからね…
WEBライターは、場所・時間問わず稼げる職業である一方で、書き続けなければ収入0という厳しい世界です。
ですが、数多くの副業を経験した私としては、WEBライター以上に高単価かつ安定して稼げるものは他にないと断言します。
言い方を変えれば、文章力さえ身に付けば文字だけでお金が稼げるんですから。
そのサポートをしてくれるのが写経です。
読み終わった今日からぜひ始めてみてください。
絶対に損はさせませんから。
あ、「写経つっても何の記事写経したらいいんよ?」って人のために、私のオススメする写経記事を載っけておきますので、よければ教材として参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また別noteでお会いしましょう!
補足)オススメの写経記事
WEBライターについて右も左もわからないって人は、WEBライターの基礎を解説している記事を写経すると、文章力を鍛えながら情報のインプットもできるのでオススメです。
最初はどんな記事でもいいですが、
どの分野で活動していきたいのか(恋愛系?ガジェット系?趣味系?など)
どの媒体で活動していきたいのか(ブログ?note?企業コラム?LP?など)
どういう口調が書いていきたいのか(ですます調?会話調?など)
このような部分が明確になってきたら、それに近い記事をピックアップして写経していくと効率良く学べます。
【文書力向上×WEBライターの基礎が学べる記事】
5分で分かる!読みやすいブログ記事の書き方(クロネコ屋ブログ術より)
初心者ブロガー必見!ブログで月3万円稼ぐためのロードマップ(クロネコ屋ブログ術より)
コピーライティングとは?基礎から書き方までこれ一本!(コピリッチより)
迷う暇すらない!アフィリエイトで月5万稼ぐための最短プログラム(ひつじアフィリエイトより)
【私が写経した中でオススメの記事】
【痴漢で逮捕】今後の流れと不起訴を獲得する方法を弁護士が解説(グラディアトル法律事務所より)
面白い文章の書き方:具体性、煽り、理由が大事(クロネコ屋noteより)
※随時更新していきます。
あとがき
勘の良い人は気付いてると思うけど、
↑
これは私が書いた記事でした(勘もクソもないかw)
文章力0・才能0から始めたけど、写経続けてればこれくらいは書けるようになりますよ。
さらにリサーチ力も合わされば、まさに鬼に金棒。
リサーチ力を磨けば専門知識なくても、ほぼ全てのジャンルで書けるようになります。
「文章力でも大変なのにリサーチ力もか…」って思うでしょうが、
…実は、リサーチ力って“テンプレート(型)”があるんです。
え?リサーチ”力”なのに“型”?
まぁ、これだけだと「何のこっちゃ??」ですよねw
リサーチ力については…
と、これ以上はキリがないので、別noteでお話ししますね。
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