焼野原にて

終わりの言葉より

以上、
私の素直な内心の声でした。
普段は28歳の頼りない名字比丘として、遠慮するしかないので。

内側には、
こういう人が、いつも私に説法しているということです。過去世から遥かなる仏道を歩む本身です。

 ↓

こちらのポストを受けて。


仏教界は焼野原、
ということですわ。

法というもの、
何が正しいかということは
目に見えないことやから分かりづらいですが、
仏教界は焼野原ということです。

もうね、ほんとに
何の建物も残っていないくらい、
田畑も荒れ果てて肥やしもない、
みたいな悲惨な焼野原みたいな状態。

それを、復興しようとしている。

多くの仏教関係者は、
それが焼野原と理解できないで
もっと焼いていったりしている。

そんな状態で、
復興しようとしている。
かなり辛いですね、
辛いですが猛烈な信念が働いているために、なぜか崖っぷちのまま延々と向き合える。
そんな感じです。

もうどこから手をつけていいかもわからない、
もっと問題なのは、復興しようとしてる側にほとんど資源が回ってこないということです。

焼いている人間に、
資源が回っていっている。
布施が、そちらへ巡っている。

こちらは
ほとんどそれがないまま、
僅かな有志と共に格闘するのみ。
きついですね。

きついんですが、
もう本当に猛烈な信念があって、
ほんとに全然ぶれない。
これだけは大したもんやと思います。意味がわからない、わかるんやけれども。

まだ多くの人が目が開いていて、
焼かれていっていることだとか、
こちらが復興していることだとか
見えてくれていれば、ましなんだろうけれども

驚くほどに、見えている人が少ない。
それどころか、こちらに砂をふっかけてくることも多い始末。(皆さんのこともよくしようとしているにも関わず。)

それで、全然前に進まない。
進まないというよりも、息もたえだえ。無理はますます蓄積するが、それでも復興せんと歩み続けるしかない。

そこで神仏親が何を求めているかということ、なぜ焼野原になっているかということですね。
人はそれが分からないから、ますます宗教に対して反抗期となって、ますます焼いて回る。

こちらとしては、反抗期の兄弟を静めんと、息もたえだえになんとかしようとするものです。

反抗期も終わるべきときに終わり、傷も修復されるべきときに修復されるように、
焼野原になることも理としてあるということ。そして治る理もあるということ。

そのピースとして生きるということ、ですわ。そういう役割だなと昔から確信がある。それでこんな道を歩んでいる。

頑張ろうで、わたし。
そして有志の衆生よ。

利他心を燃やして、
少しでも世界をよくせんと欲して
自分の道だけに留まらず、
利他をしっかり大切にしようで。
それこそが仏道やで、
命の道なんやで。

頑張ろうな。
わたしは何があろうと、
この道を歩み続けるからな。

いろいろ問題ありますけど、
まともに法を説けているものがないということも最大の一つですが、

これの何が問題かって、
衆生を導くには、極抽象的真理から、臨床現場的真理まで、幅広い話を用意していなくてはならないのに

その全てがほとんどまともに機能していないから、
それを全部作り直さなあかん、言うことですわ。これ大変しんどい。

他にこれを頼める人がいたらいいんやけど、まあいてない。
一部分をお頼みできる人は、ほんの僅かにはいらっしゃる。だから、そういうところは、これは私に時間ないから、この人見てみてくださいと言ったりもします。

でも、
全域は非常に広大でして。

ほんの一部分を埋められるだけで、
その他90%ほどは、埋められないんですわ。それ一人で全部埋めようとしている。

しかも資源ほとんどないまま。
おお、きつい。
それでもやはり命を燃やして、
不惜身命で挑むしかないんですわ。

そういう事情になっている、
ということは、わたしの周りの人には知っておいてほしいねんな。

皆さんの役に立つお話はしたい。
したいんやけれども、私がこの人生で顕わさなあかんことが、あまりに多すぎる。教説に関しては、かなり一人で復興しようとしている。

申し訳ないが、
現場のことの全てに対応していられない。滅茶苦茶大切なことなんやけれども、トータルで見たときに、私はそこに命を費やしていられない。

もっと根源的なところを埋めるしかない。焼野原という事情があります。
何もかもできない。
申し訳ない。

だから、手が届かなくても、
なるべく幻滅して離れていったりしないでほしいんです。皆さんの役にダイレクトに立てなくても、この事情だけ分かっておいてほしいんです。

私もその中でなるべく努力します。
本気で努力してます。

だから、もし届かない範囲が今はあっても待ってほしい。

幻滅して離れていって、やっぱりそこには答えはないといって、焼いて回る側に回らんといてほしいんです。届かなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。

いっぱいなんやけれども、とんでもない焼野原状態なんやということだけは、本当にわかってほしい。信じて待って、或いは応援してほしい。

共に歩んでほしい。

未来の世なんか知らん
という人もおるやろうと思うけれども、まず本当に輪廻転生というものがありますので。基本的には皆さんその未来に生まれ変わっていきますんで。

なんとか、そのことだけ信じて
自分のこの人生だけ良ければいい
みたいな生き方はせんといてほしいんですわ。

あとはこれをどうするかは
ただ神仏親のこころです。

わたしはまだ全ては解せない。
まだなんでしょうね。
いつか、もう少し解せる日が来るかは知らない。今はこの状態。

ただ私は、そのために生まれてきたという信だけある。誰が信じずとも、私はこれを信じられる。
だからただ歩む、法のまにまに。


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