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漢詩での感想文(オーケストラ編)

先日、大人になって初めてオーケストラのコンサートに行った。 演目はベートーベンの第九。 4楽章もの長編オーケストラの有名なフレーズしか知らず、どうなるか不安だったが、歴史ある名曲の感動の天使は無為な私にも舞い降りた。 演奏者への敬意と招待者への感謝の気持ちを書こうかと思ったが、 心昂ぶるままに書くと、冗長になったり気持ちが先行してしまい、 まとまりのない文章になってしまうので、漢詩で感想を書いてみた。 ーーー 2023年12月3日。初めての池袋東京芸術劇場で、初めてのオー

    • 子供への手紙

      離れた子供に1枚の手紙を書く、何十枚の便箋、書き損じの一生だ

      • 今年は小動物の年

        越年の紅葉、生気のない黒赤、吹けば散(と)ぶ、網戸に縋(すが)る虫の死骸のよう。柿は滋味だが風水土の香り、郷里と幼き記憶が蘇る。葉は朽ちる、実は熟す。虎は兎を追う、虎は腹ペコか寂しがり屋か、知ったことか。虎を見れば兎は逃げる、今年は小動物の年、逃げて逃げて逃げて生成(いき)る。強者の時代は終わったのだ。

        • ふてぶて謹賀新年2023

          初々しい朝の陽に、照らす気持ちも朗らかに、うやうやに、ふてぶてに、萌芽の夢見、心醒ます。

          公開処刑

          ライター仲間で公募小説に応募した作品の品評会を行った。きっかけは、応募作品が落選した報告をしたら、読ませろの声があがったこと。落選した作品を読んで何が面白いのか?好意なのか、ゲテモノ見たさなのか分からないが、いずれにしても晒しものになるのを覚悟してOKした。小説は短編恋愛小説。皆が通読、思い思いな感想が出された。「(季節や情景、五感的な)色がない」から始まり、容赦のない言撃が続いた。内容は殆ど覚えていない。言い返しは、水掛け論になってしまうし、皆上気したようで止められる雰囲気

          公開処刑

          はじめまして、ENKENです。

          ライターをしています。ライティングのスキルを上げていきたいと思ってnoteに登録しました。自己流ですが研究した内容で、微かにでも響く発信ができたらと思います。

          はじめまして、ENKENです。