こころに刺さる言葉
箱根駅伝が大好きだ。
自分でも長距離がそこそこ得意だった。
中学時代は学年記録、高校時代は学校記録を持っていた。
思えば関東の大学のみで競う大会なのに、
ここまで世間でも盛り上がる理由は、
コースの魅力と報道の力にもあるのだろうか。
放映する日本テレビのアナウンサー達の
腕の聴かせどころもいい。
日本テレビに入社する男性アナウンサーにとって、
ひとつの目標なんだろうなと思う。
選手たちのドラマは作られたドキュメンタリよりも、
勝敗がかかったこの瞬間瞬間に滲む真実が美しい。
その最中(さなか)でのエピソードの挟み方に、
そのアナウンサーの実力も試されるスリリングさも好きだ。
箱根駅伝のテレビ中継の際のCMもいい。
スポンサーであるサッポロビールが好きだ。
加えて言うなら黒ラベルが一番好き。笑
俳優の妻夫木聡が著名人たちにインタビューしている
「大人エレベーター」が、ホント好き。
人選がいい。
短いCMの中でかいつまむ言葉が秀逸。
「こころに刺さる言葉」が散りばめられている。
今年は特に歌手の宮本浩次の言葉にこころ惹かれた。
宮本浩次、今最も気になる「大人」かもしれない。
歌に込められた「言葉」も、
私のこころに刺さって抜けなくなる。
なかなか腰を据えて観ることが叶わない、
大晦日の紅白歌合戦。
今年は実家の家事をしながらほぼ聴くことは出来た。
何かをしながらの鑑賞は、
「こころに刺さる声」に出会うのに最適だ。
今年の紅白の司会者がとても良かった。
しかしそれ以上に、
朝ドラ「おかえりモネ」で主演を務め、
審査員で清原果耶の
BUMP OF CHICKEN(モネの主題歌を歌った)の曲紹介が
秀逸すぎて・・・いやホント。
「言葉を立てる」って、こういうことなんだ!って勉強になった。
ちなみに歌手の方では、
上白石萌音 氷川きよし 宮本浩次 薬師丸ひろ子の歌声がこころに残った。
いや他にも沢山いたけど!
さだまさしの「道化師のソネット」が
今の私にはタイムリー過ぎてもう、
涙また涙。笑
カムカムエヴリバディでのラジオから聴こえる声は、
聴こえて来るだけで涙が溢れる。
とりとめなく書いて来たが、
「こころに刺さる言葉」
それは「こころに刺さる声」によって紡がれる。
書いてある文章の場合もあるが、
今、というか今年、
私がかかげるひとつのテーマ。
それが
「こころに刺さる声によって紡ぐ
こころに刺さる言葉」
~noteに書く
stand.fmで話す~
それは
自らの舞台で放つ言葉の稽古でもある。
ひとのこころに響く、
真実の言葉。
いのちの泉から湧き出るような声で
言葉を紡ぎたい。
その決意にも代えて。
※写真は2020年8月
錦糸町シルクロードカフェ公演
ロン・チェイニーについてトーク風景。
撮影:戸成嘉則