夢を聞かない方が良いコーチになれそう

僕がコーチングを勉強し始めたのは2020年の秋

それまでの僕は自分の経験則でのラグビー論を、「押し付けの指導」で行っていた

自分の知ってる事と経験を

教えたいだけ

言いたいだけ

「選手に伝わってる」事よりも「喋りたいように喋る」事に重視した自己中心的な指導しかしてこなかった

今の僕が一番嫌う指導方法だ

それから自分なり勉強して、色んな指導を見学して、YouTubeでまとめているうちに

最低でも「勉強する前の自分」よりは良い指導者になった

話も短くなったし

選手との対話も増えたし

自分を客観視出来るようにもなった

まだまだ勉強して良い指導者になっていきたい

そんな中、ラグビー塾を始めた

今でも来てくれている卒業を間近に控えた小6の選手が2人

そのうちの1人がある時、将来の夢を喋ってくれた

「◯◯高校に行って、全国制覇がしたい」

全国制覇をしている関西のラグビー超名門校の名前を出した

夢を持つ事は良い事だ

例えそれが、他人から見た時に「大きすぎる」と言われようが関係ない

だって、夢なんだから

実際、僕はその夢を聞いて「めちゃくちゃオモロいやん♬」と思った

その夢を聞いて以降、僕は彼の夢を叶える為に役に立ちたいと思い始めた

そりゃそうですよね、自分のラグビー塾に来てくれる選手がラグビーの夢を語ったんだから、叶えさせてあげたいと思うのが当たり前

しかし、夢を持つ事と、それを実現しようとする事は違う

夢が大きければ大きいほど、努力は必要になってくる

彼の行きたい高校に行き、レギュラーを取って、全国制覇する為にはこの中学3年間で相当な努力が強いられる

指導者としても厳しくなる時もあるだろう

だって、それほど大きな夢なんだから、、

そこで、想像する

そんな時に僕はどんな指導者になるのかな?と

あくまで想像でしかない

想像でしかないのに、そんな僕は昔の自分に戻っている

「上手くなりたいなら楽しいだけじゃダメだろ」
「夢叶えたいなら何かを犠牲にしなきゃいけないだろ」

とか言いながら選手の意見や気持ちに寄り添わずに「押し付けの指導」になっている(想像)

そして、その指導を受ける選手の顔は死んでいる(想像)

そんな表情をしてる選手はラグビーを楽しめていない(想像)

下手すればそれが原因でラグビー自体を辞めるかもしれない(妄想)

それは僕の理想の指導とは程遠い

例えそれで彼の夢が叶ったとしても

僕の理想の指導とは程遠い

他の人がそういう指導するのに全く文句はないが

自分がやりたい方法ではない

結局、何が言いたいかと言うと

僕はまだ選手の大きな夢を一緒に見れるほどの指導者ではない。今は常に目の前の一歩一段を追求して、全ての選手と『昨日の自分より上手くなる』を目標に日々精進する。

まだまだ指導者として未熟すぎる自分ですが、今後もよろしくお願いします‼️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?