2022年春にラグビー塾を開校する事にしました
ラグビー塾への想いを募らせて転職したのが2021年秋
それから仕事の方がバタバタとして職場に慣れるまでしばらくラグビーの事は放置状態でした
年越しを機に再びラグビーへ意識を向け始めました
一月、色々考えて三月くらいから塾ではなく無料のレッスンを始めようかなと思っていました
元々、いずれは無料レッスンもやりたいと思っていたので、始める順番を【塾→無料レッスン】から【無料レッスン→塾】に変更した感じ
で、無料レッスンと塾との間の時間も下手をすれば一年くらい無料レッスンだけでも良いかなと思っていた
そんな時に事件は起きました
とある高校生の親が見せてくれた練習試合の動画
相手チームが敵陣ゴール前でペナルティを貰い、体の大きな選手がタップキックして突っ込むというラグビーではよく見かけるシーン
ディフェンスはゴールラインに並び構えている選手達
その中の選手(息子さん)の真後ろに指導者が立っている(練習試合なんでグラウンドに指導者が立つ事には問題はない)
タップしてボールキャリアが前進した瞬間、その指導者が選手の背中を押した
選手はその勢いままにタックルにいった
一瞬、何が起こったか理解出来なかった
「え?昭和のラグビーを観ているの?令和だよね?先週だよね?」とプチパニックになるほどの衝撃だった
下手すれば怪我をしてた
ラグビーは体が激しくぶつかるスポーツなので、接触による怪我はある程度仕方ない
ただ、その怪我が「指導者が背中を押したから」だと仕方ないじゃ済まされないし、なんなら傷害事件だ
こんな事が今の時代にあって良いわけがない
その指導者に対して憤りを強く感じたが、僕はこれからさらに怒る事になる
その動画を観た人達の反応だ
これを観た僕の周りのラグビー経験者、またはラグビー指導者の反応が僕とは違っていた
動画を観た瞬間に「何これ⁉︎やばくない⁉︎」とはならず
「まぁ、ラグビーだからこんな事もあるよね」くらいの反応で、僕が熱く語るとようやく「あぁ、確かに言われればやばいね」となる
もちろん、僕と同じように怒る人もいた
しかし、その薄い反応を見て「これが今の『現実』なんだ」と思った
大昔から僕らが現役だった頃にあった
ラグビーなんだからそれくらいあるよね
というあの感じ
そして、トドメに
この後この親が指導者にその件について話をして、後日その選手はその指導者から「お前の体が小さいからだ」と言われたと聞いた
これで僕の考えは変わりました
僕はこんな『現実』は受け入れられない
でも、僕にはその指導者を変える事は出来ない
今のラグビー界の『現実』を変える事はもっと出来ない
僕の出来る事
それは一刻も早く「選択肢を増やす」という事
決めました
ラグビー塾をこの春開校します
12人だけですが
選択肢を増やしたいと思います
これが僕のミッションです
やると言ったら、やります
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