日経の「正解のない問題」を日中ハーフが考えてみた
こんにちは!
今日は日経の中でも若者応援部署であるU22の「正解のない問題」に付随していろいろ思ったことを書いてみようと思います。
(今22:14で、締切今日中なので、何文字かけるか、結構勝負になるやつ)))))
今回のお題はこちら。
① 写真のEU側メンバー(左側)と比べて、日本側メンバーの特徴は何でしょうか?(文字数の目安は30字以内)
② この写真が、日本社会のどのようなことを象徴していると思いますか? また、その社会の現状についてどう考えますか? 正解はありませんので、あなたの考えを書いてください。(文字数の目安は100字以上、400字以内)
おおーーーーーー!って感じですね。
こういうディスカッションがまさか文面でできる日が来るとは。
すごい。時代の恩恵。ジーン。
(意外と眠さマックスなので感嘆は最小限にして書いていきます))
【①特徴について】
日本の方はみんな同じ服装、髪型、性別、年代。誰が主役かパッとわかる(その方以外受け身リスナー)。
こんなかんじですかね。
【②この写真が日本社会の何を象徴し、その社会の現状についてどう考えるのか。】
(1)同じ服装、髪型:協調性高めで、同調圧力強めの社会を象徴し、よく言えば、統一感、チームワーク最高。悪く言えば、個性がない、仕事において、個性を求められてもいない。
(2)同じ性別、年代:画一化された社会を象徴し、よく言えば、代表がこれだけ共通点あると、意見が割れることもないと思われるため、決断や会議が速く進みそう。悪く言えば、女性の社会進出が進んでいない、年代層が似通っていて、多様性があまりない感じ。
(3)誰が主役かパってわかる:トップダウン式の社会を象徴し、よく言えば、組織図が明快、写真の映りとしては最高。悪く言えば、全員会議に出席する意味に迷走。
こんなかんじですかね。
これだけ似通ってくると逆にすごいですよね。
8年間海外に住んでいた私から見ると、日本は本当に「同じ」が好きな民族だなぁと思います。
それで、今までは、これでも社会がまわっていたんですよ。
なぜなら、たくさん働く人がいたから。
だけど、これからは難しいと思います、正直。
過去は、それぞれの個性に着目するよりも、マニュアル通りに行う方がよっぽど大事でした。また、男性は仕事場、女性は家庭を守る、そのように分業して行った方が効率がよい、というのを一般的に思われていたんです。
実は、今やオランダモデルの奇跡と称賛されるほど、EUの中でも労働環境が整い、幸福度が高いオランダでも、正直1980年代前までは日本と同じように、夫が外で働き、妻が家を守るスタイルで、個性よりもマニュアル通りだったんですね。
しかし、少子高齢化による人手不足でネコの手も借りたいほどの社会に。そこで、女性や高齢者の社会進出を進めるようになります。
例えば、フレキシビリティな働き方を導入したり、同一労働、同一賃金制度で正社員と派遣社員の境目を小さくしたり、より女性や高齢者が働きやすい社会になるように努力しました。結果、高かった失業率は下がり、国民全体の幸福度は上がっています。
そう思うと、日本社会が今直面している問題は、日本を新たな段階へと導く道しるべかもしれませんね。