#2 松本城➁ 松本城は天守閣だけじゃないPart1
前回に続き、松本城に関する紹介をします。
松本城に限った話ではありませんが、お城というと天守閣を思い浮かべる人は多いと思います。しかし、天守閣だけがお城ではありません。
天守閣をはじめ、堀や門、本丸・二の丸といった部分も含めてお城が構成されています。
今回は松本城を構成するこれらを紹介します。
太鼓門と玄蕃石
太鼓門は松本城天守から東側(松本市役所)にあり、正式には「二の丸御門」と言います。
現在は松本城天守閣の南側の外堀に橋がかけられ二の丸へ進めますが、往時はこの門をくぐり二の丸内へと進んでいたようです。
立派な門構えをしていますが、明治時代に競売にかけられ石垣以外が取り壊されてしまいましたが、平成11年に往時の姿の写真や資料を参考に復元がされました。
太鼓門には目を引く巨石があります。
太鼓門の要となるこの石は、高さ5m、重さ24.5tあり、“玄蕃石”と呼ばれています。築城の指揮をとっていた石川玄蕃頭康長からその名がつけられました。
この巨石を運ぶのにどれだけの労力が必要だったのか、市役所側から見るとその大きさに驚かせられます。
参考: 国宝 松本城 - 松本城をより楽しむ公式ホームページ
(https://www.matsumoto-castle.jp/)
松本まるごと博物館ガイドブック