7/22 好きでも嫌いでも、出来る事と出来ない事

昨日からの続き


オーナーとは毎回ホテルではなかった。

ごはん食べて、ちょっと離れた公園で散歩したり、歴史館なんかを回ったり

私はその方が楽しかった。(楽しいのは一緒だからと言う意味ではなくてウロウロ知らない場所に行くのが好きだったし、食べたことないものを口にすることが嬉しかった)

「年寄りだからこんなとこしか行けなくてごめんね」って言ってたけど、

その方が良かった。

本音を言えばセックスは苦痛だったし、できればしたくなかった。

オーナーはセックスが好きだったし、本当に元気だった。

それが余計に苦痛だったのかもしれない。年寄り特有のしつこさが毎回炸裂していたので、

毎回その苦痛と戦ってたのは真実で、挿入後は早いが前戯がめんどくさいってとこが最大の難点だったって事。

あ、ハッキリ言い過ぎ???

なんでお年寄りはしつこいんだろう・・・

別にネチネチやらなくても気持ちい時は気持ちいいし、いくらやってもダメなものはダメなのに

気づいてくれないのもお年寄りの特徴。

自分のやってる事に間違いない、気持ちよくしてあげる事が喜び、だけど気持ちよくないって

言うと「あなたがおかしい」と言う。

ま、そこまでの人ではないかったけど、やってる事は間違いないって気持ちがあるような人だった。

一時期、オーナーとの連絡が途絶えた時があった。

癌で闘病中の奥さんが亡くなったらしいとモテ子から聞いた。

しばらくして連絡が来て「さすがに辛かった」と言ってたけど、喉元過ぎれば・・・なのか、

なぜ連絡してきたんだろう・・・所詮男と女なんてそんなもんなのかな?

私はとっくに気持ちも気分も離れていたので、「あーそうですか」って感じだったんだけどね。

しばらく喪に服すもんだろう・・・って思ったんだけど・・・

人は一緒に過ごす時間が長くなってくると欲深くなってくるもので、

奥さんを亡くしたオーナーはだんだんと大胆になってくると言うのか、

最初は家に呼ぶことを拒んでいたのに(当たり前で呼ばれても困る)、そのうちに

「身の回りの家事をやって欲しい、難しい事は言わないから簡単な事だけやってくれれば

いいんだよ、週1日で10ってどう?」って言われた。

何するかわかんないのに10はヤダって思った(笑)

基本的に家事が好きじゃないのに・・・笑

そんな話を出すようになったので、だんだん誘いを断るようになって、

やっと諦めてくれたようで、連絡は来なくなった。

お店はまだやってるのでまだ元気なんだろうなぁ・・・

近所だから、非常に気まずい(笑)

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