新たなプロジェクト
実は2月頃から「新たなるプロジェクト」を進めております。それは久しぶりに新しいCDを制作するというもの。
初の既成曲の音楽CD
15年近く音楽活動をしているにも関わらず、実はえんじろうはオリジナル曲以外のCDというのは「クラシック」のCD1枚しか作っておりません。
そこで今回は既成曲のみを収めたCDアルバム作りを始めています。
同じ曲のオカリナのCDも、きっと世の中にはもういくつも出回っていることでしょう。だから内容的に差がないのなら、わざわざえんじろうのCDを選ぶ必要もないどころか、作る必要もありません。
だから今回のCDの目標を綴っておきます。
制作にあたってのルール
今回目指すのは「オカリナ3重奏」のCDです。えんじろうが3人に分裂することはできませんが、時間差でそのような状態にすることはできます。
1曲につき3回の各パートを重ね録音することで、えんじろう3人による共演が可能になるわけです。
これまで出してきたオリジナルCDにも、部分的にそういったことはやってきたのですが、今回はいくつか自分で決めたルールがあります。
オカリナ2管の構成
今回の楽曲はすべて、アルトC管とアルトG管という2本のオカリナのみでプレイしています。
両方ともオカリナの中でも特に「人間味」や「暖かさ」を感じやすい音域です。聴いていて一番落ち着き、さらに眠くもなりやすいポジションなので、制作しながら眠気を感じる(いや眠ってた)ことも多々あります。
とは言っても「オカリナの虜 えんじろう」がやることです。
永遠と同じ個体を使い続けるなんてことはありません!上の画像はほんの1例です。えんじろうの元にはアルトC管だけでもアルミケースが1つ埋まりきらない量の楽器が待ち構えているんです。
曲によってイメージに最適な声の楽器を、そしてその相棒としてふさわしいアルトG管を組み合わせています。全く同じ楽器の組み合わせは、2つとありませんよ。
旋律を邪魔しない伴奏
続いて伴奏への工夫は、工夫しすぎないことが今回の課題です。
変な言い方ですが、何を届けたいのかの軸をぶらさないためにも、伴奏は割と控えめで主張の少ない雰囲気にしました。
3部合奏はそれ自体が伴奏の1部分にもなっています。だからそこをあまり引っ掻き回したり注目をさらってしまうことがないよう気を使って作りました。
この工夫は恐らく、追って販売予定の「伴奏付き楽譜集」の際に本領を発揮することでしょう。
チョコザイな装飾の封印
こちらも伴奏の話と同様ですが、3部合奏の絡み合いこそが今回の肝です。だから各旋律が自己主張し過ぎないように、小技をくどくど使うような場面はあまりありません。
合奏となると、そういったチョコザイな者がなくクリアなハーモニーの方が美しさと協調性が増し、更に互いのパートを引き立て会えると感じます。
発売予定
現在のところ7月1日の「わたしとオカリナ」の発表会の日に合わせて発売日を設定したいなと思っています。
今はそのために準備を頑張っているところ。
実はつい先週までレコーディングを日々進めていました。
またその時の話題なども触れてゆこうと思いますから、ぜひ生々しいえんじろうの頭ん中の話を、楽しみにしていただければと思います。
進捗
CDタイトル
「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第1弾」
発売 2023年7月1日
販路 手売り(演奏会場)・通販(BASE)
定価 3000円(税込)
内容 オカリナ3重奏による既成曲の音楽CD
オカリナ演奏 えんじろう
伴奏制作 えんじろう
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