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9割の人が間違ってた。従来の勉強法、実は効率が悪い『科学的根拠に基づく最高の勉強法』


  • 📘 勉強法の重要性: 多くの人が従来の勉強法に苦労しているが、正しい方法を実践すれば誰でも効果を実感できる。

効果が低い勉強法

  1. 繰り返し読む:

    • 短期的な効果: 繰り返し読むことで短期的な記憶には効果があるとされていますが、長期的には効果がほとんどないことが研究で示されています。

    • 研究結果: コロラド大学の研究では、再読したグループと再読しなかったグループの2日後の試験結果に優位な差が見られなかった。

    • 流暢性の錯覚: 繰り返し読むことで文章に慣れてしまい、理解した気になるが、実際には知識の定着にはつながらない。

  2. ノートに書き写す:

    • 達成感の錯覚: ただノートに書き写すだけでは達成感は得られるが、記憶にはほとんど定着しません。

    • 研究結果: アメリカの高校生を対象にした研究では、ただ書き写したグループの成績は他の方法で学習したグループよりも低かった。

    • 要約の重要性: 自分の言葉で要約する方が記憶の定着には効果的ですが、これは基礎知識がある程度ある人に限られます。

  3. ハイライトや下線を引く:

    • 効果の欠如: ハイライトや下線を引くことは、勉強の効果がないか、むしろ成績が悪化することがあります。

    • 研究結果: アメリカの大学生を対象にした研究では、ハイライトを引いたグループと引かなかったグループのテスト結果に差が見られなかった。

効果が高い勉強法

  1. アクティブリコール:

    • 能動的な思い出し: 勉強した内容を積極的に思い出すことが記憶の定着に効果的です。

    • 具体例: 練習問題を解いたり、テストを受けたり、覚えたことを紙に書き出すなどの方法があります。

    • 研究結果: ローディガーとカーピックの研究では、アクティブリコールを行った学生の方が長期的に記憶の定着が良かったことが示されています。

    • ヒントなしで思い出す: ヒントなしで思い出す方が記憶の定着に効果的であることが、グローバーラの研究で示されています。

  2. 練習問題やテスト:

    • 記憶の引き出し: 練習問題やテストを通じて記憶から情報を引き出す作業が重要です。

    • 選択肢形式より書き出し: 複数の選択肢から選ぶよりも、自分で答えを考えて書き出す形式の方が効果的です。

  3. 暗記カードやフラッシュカード:

    • 反復練習: 暗記カードやフラッシュカードを使って繰り返し思い出す練習を行うことで、記憶の定着が向上します。

  4. 誰かに教える:

    • 理解の深化: 他人に教えることで理解が深まり、記憶に定着しやすくなります。

    • プロテジー効果: 相手がいなくても、教えるふりをして独り言で説明するだけでも効果があります。

数字に基づくインサイト

  • コロラド大学の研究: 繰り返し読む勉強法の効果が低いことが示されました。2日後の試験結果では、再読したグループとしなかったグループの成績に差がありませんでした。

  • アクティブリコールの研究: 7分間のアクティブリコールを行ったグループは、長期的な記憶の定着において、14分間の再読を行ったグループよりも高い成績を収めました。

  • ハイライトの効果: ハイライトを引いたグループと引かなかったグループのテスト結果に差がなく、むしろ成績が悪化することも報告されています。



結論の図




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