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セルフスキャンで週一回のメンタルケアをしよう

日々の疲れやわだかまりから体の不調や偏った考えが起こる。それが次第に嫉妬や粗探しや自己卑下に発展してしまう、そんな悪循環になることはありませんか。

定期的に自分を振り返り、心と体をセルフメンタルケアして行けると良いですね。今回はセルフスキャンでの心身の掃除とメンタルケアについてお話したいと思います。

セルフスキャンとは

セルフメンタルケアについて世の中にはたくさんの方法があります。
そんな中、私はイメージ力を使って自分自身の心と体をスキャンして、違和感や不調和感を掴んで取り除く「セルフスキャン」のような形で行ってみています。

なおセルフスキャンはイメージの中のことなので、物理的にものを動かしたり変形することはできません。
ですがスポーツのトレーニングでもあるように、鍛えたい場所を意識するとより集中的に筋繊維が発達したり、フォームの形をイメージすると必要な神経に感覚が伝わりやすくなったります。

セルフスキャンでは、スキャンする過程で自分を客観的に見るプロセスも経るため、不調箇所の気づきやメンタルの悩み克服の糸口が得やすくなる効果もあると思います。

セルフスキャンのウォーミングアップ

セルフスキャンをする場合、いきなり繊細なイメージをするのは難しいので、まずは感覚をほぐすためのイメージウォーミングアップをします。

最初はコピー機の光のようなものをイメージしてみましょう。
このコピー機の光のようなイメージを自分の頭の先から足元までゆっくり下ろして行きます。この光で体内を透過解析させて、いわばスキャニングを行うイメージをして行きます。

このスキャンはイメージ上のものなので、皮膚等の外壁を自由に素通りできます。体の中の組織や断面、骨の中、血流や神経の流れまで感じ取るようにし、違和感や固さ・重さ・黒さ・淀み等がないかの目星をざっとつけて行きます。

なお、私は目を酷使するので、目の奥や眼球内を念入りに見ることが多いです。他にも心臓や背骨の中、神経、血流等をスキャンして違和感をチェックします。

違和感を掴むことについてはこちらの記事もご参照ください。
参考: 「自分の良心とイメージ対話して人生を悔いなく生きよう > イメージ力を強化して感情からメッセージを導く

身体の違和感をキャッチする

ウォーミングアップでざっと違和感や不快感の目星をつけたら、再度改めて頭から足元へスキャンして行きます。

脳の中の神経や目の奥の重だるさ、背骨の骨の中、心臓や肝臓の具合、血管や筋肉、膝やふくらはぎの筋、足周り等をゆっくりイメージします。そしていわゆる気のようなイメージで違和感をどんどん包んで掴んで行きます。
違和感がどういう感覚でどう捉えたらよいかは個人差が大きそうです。視覚、触覚や重さ、苦み等の不協和音のような感覚でしょうか。

違和感を包んだら、しっかり掴んで離さないようにしてください。離してしまうと取り除く工程がしづらくなります。
自分の掴める範囲で他の違和感も探しましょう。

身体の違和感を取り除く

イメージである程度違和感を掴めたら、掴んだ違和感を体外へ引っ張って取り除くイメージに移ります。

掴んだ違和感を少しずつ体から引き剥がし、体外方向へ移動させます。
引っ張って行くと違和感に繋がっているよくない感じのものも、一緒に引きづられて体から出てくることがあります。これもまとめてずるずると引き出して捨てて行きます。

スパッと簡単に取れないことが多いので、にじにじと掴む力と引っ張る圧を高めつつじっくりゆっくりイメージの解像度を高めて行きます。
ここで疲れてくると、つい掴んでいるイメージ力が緩んで違和感を取り逃しがちです。そのためイメージ力と余力のバランスを見ながら、逃さない範囲で違和感排除をして行きましょう。

排除の調子がいいと筋肉や神経等がスッと楽な感覚になったりします。
個人的には目の疲れには効果がありそうな感覚を覚えていて、一時的ですがスッキリして視界が見やすくなる感じがして助かっています。(個人的感覚です)

心の違和感をキャッチする

身体のスキャンで感覚が慣れてきたら、今度は心をイメージして行きます。自分の心や精神、意識といったまとまりをイメージし、それを包み込んで掴みます。
そのまま一定時間(60〜100秒等)掴んだ状態を維持し、にじみ出る思いや感情を観察します。

掴んだ感情に浸っていると、関連した思いや勝手に流れ出る感情も出てくると思います。それらの感情も合わせて包んで掴んでおきます。

心の違和感を取り除く

ある程度心の違和感や感情を掴めたら、そこに嫌なもの、凝り固まった感情、偏った位置にある感情、自分に由来しないものがないかを探します。
これらを見つけたらイメージで包んでしっかり掴みましょう。体と違って部位がない分、逃げやすいので大きくすっぽりと包むと良いと思います。

そうしたら体の場合と同様に、違和感や汚れに感じる部分を体外へ引っ張り出すイメージを行います。

心の場合は違和感の「位置」が意味の理解や克服する上で重要そうに思います。(個人的解釈です)
位置とは自分にとっての上位や下位、前後等のイメージ的位置関係のことです。恐らく上の方が崇高で下の方が本能・物質的な意味合いがありそうです。
対象とする違和感がどの位置にあるのかも観察してみるとよいと思います。

精神の精妙度を上げて汚れを出しやすくする

違和感の取り除きはある程度やると反応が乏しくなり、にじみ出る感情や思いが減ってくると思います。
そうしたら掴んでいる気のようなものの精妙度を上げる必要があります。
感覚的な表現になりますが、スピリチュアリズムでいうバイブレーション、私流にいう透明度をどんどん高くし精妙にして行く感じです。(個人的感覚です)

するといわば浸透圧のように、低級で粗雑な濃度の違和感が高度のバイブレーション・透明度側に染み出しやすくなるように思います。
これで掴んでいる違和感より自分の周囲の精神の方が精妙になるため、再び違和感や汚れが出てくると思います。

こうした掴んでは捨てるサイクルを、イメージ力と精神的スタミナが及ぶ範囲で数回程繰り返すと心の掃除や偏った考えの気づき、自己理解が進むと思います。

バイブレーションや透明度についてはこちらの記事もご参照ください。
参考: 「違和感から探すインスピレーションと霊的バイブレーションについて > バイブレーションを透明度としてイメージする

まとめ

セルフスキャンを通した違和感の取り除きやメンタルケアについてお話してみました。

スピリチュアリズムでは人生を生きるための実践項目として、「霊主肉従の努力」「利他愛の実践」「苦しみへの正しい対処」が大事と言われています。
セルフスキャンでは、自分の身体状態を見つめ、違和感を理解し身をきれいに保とうとすることで「霊主肉従の努力」に繋がるかと思います。
また心のセルフスキャンでは、自分の欲や感情のこだわり、不安や嫉妬等を包み込み、しっかり認識した上で制御しようとすることは「苦しみへの正しい対処」に繋がると思います。

やり方は様々あると思いますが、定期的なセルフスキャン等で自分の今ある状況を理解しきれいな状態を維持したいものです。
これで無用な不安を避けたり、成長できるきっかけにもたくさん出会い、より良い生き方ができるようにして行けると良いと思います。

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