デヴィッド・フィンチャー監督作品 『ゴーン・ガール』
デヴィッド・フィンチャー監督作品 『ゴーン・ガール』
あらすじ。失踪した妻を探す中、夫が殺したんじゃないかとだんだん疑われはじめる。
一言でいうと、バカな旦那と、すげー嫁の夫婦話。というと薄っぺらく聞こえるが。「夫婦とは何か」という問いに、身も蓋もない真理を言っていて。
いまだ延々と議論される、男女間の深い溝に、真っ向から判決を叩きつけるかのような。観る人それぞれに我が身を振り返らせる、普遍的なストーリーではなかったか。
フィンチャーさんといえば『セブン』みたいな後味悪い傑作があったが、こっちも格別の後味悪さ。しかし『セブン』のような、ただただ恐ろしいサイコ野郎の話ではない。昨今のゲス不倫話日常の我々には、ものすごく身近で、他人事ではない話であった。
これから結婚しようとしてる若いカップルは、これは見ない方がいいんじゃないか、という余計な心配もしてしまう。いや、逆に観るべきなのか。。
女性から観たらもしかしてスカッとする爽快ムービーになるのか?実際、見ていて気持ち良くなってきちゃうぐらいの悪女っぷりはサイコーに面白かった。
最後のあたり、怖すぎて笑うしか無かったわ。こんなん、独身の人たちが見たら、ますます結婚する気無くなるじゃねーか!
武田鉄也がワイドナショーで、結婚について「素晴らしい不幸ですよ」と言っていたのをなぜか思い出した。
というわけで、独身男性、独身女性、既婚男性、既婚女性、それぞれの視点からの感想を聞いてみたい。
既婚男性からの感想では、「これは俺の話だ!」という方もいるそーです。笑