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Regione Pugliaプーリア州を旅する✈②

街歩き編その2🐾

3回に渡ってプーリア州をご紹介するシリーズ2回目の街歩き編その2は、アルベロベッロの南東、丸い街ロコロトンド、白い街チステルニーノ、オストゥーニ、そしてイオニア海側のターラント、南に下がり、バロックの街レッチェやガラティーナ、港町ガッリポリをご紹介します。


【ロコロトンド Locorotondo】

丘の上にたつ小さな街ロコロトンドは、丸い場所という意味。「イタリアの最も美しい村」(イタリアの民間団体)に登録されています。尖った屋根と白いレンガ造りの家々が建ち並び、バルコニーや外壁には花々が飾られ、この街では、”Balconi Fioriti”(花で飾られたバルコニー)コンテストが例年開催、今年の6月で16回目を迎えました。

丸くて白い街
花にあふれる街

【チステルニーノ Cisternino】

チステルニーノは独特な石灰石で舗装された狭い小道のある美しい街。こちらも「イタリアの最も美しい村」に登録され、さらにツーリング・クラブ・イタリアーノによる観光環境に優れた「オレンジ・フラッグ」にも認定されています。この街では特に串焼きなどの肉料理が有名です。

イタリアで最も美しい村、オレンジ・フラッグ認定の街

【オストゥーニ Ostuni】

城壁で囲まれた白い街。もともとは殺菌・消毒作用のある石灰を壁に塗ったことから白壁が特徴となり、その後、伝統的に白く塗られるようになりました。

白い街
奥に大聖堂

【ターラント Taranto】

イオニア海側の防備の固い軍港の街。旧市街は旋回橋で現代的な街と結ばれた島で、15世紀に建造された城があります。

城塞と旋回橋
旧市街にある大聖堂

旧市街の島から橋を渡った本土にあるターラント国立考古学博物館(MARTA)には、マグナ・グラエキア(大ギリシャの意、古代ギリシャ人が植民した南イタリア及びシチリア一帯を指す)の歴史を辿る重要なコレクションが所蔵されています。

【レッチェ Lecce】

サレント半島の真ん中に位置し、数多くのバロック建築があります。
サンタ・クローチェ(Santa Croce)教会は、レッチェ・バロックの至高の体現。夜のライトアップも荘厳です。街の中心には円形劇場の遺跡もあります。

ドゥオーモ広場
サンタ・クローチェ教会(現在、正面の一部が修復中のため、写真は2011年のもの)
街の中心にある円形劇場の遺跡

ALFEST🎬
2023年よりレッチェで開催されているアジア・ラバーMusic & Film フェス。
イタリア、ヨーロッパの映画の他、日本、中国、韓国、タイの映画を上映。

【ガラティーナ Galatina】

サンタ・カテリーナ・ダレッサンドリア(Santa Caterina d’Alessandria)教会内部のゴシック様式のアーチや壁面に施された、ジョットに影響を受けた15世紀前半のフレスコ画は見応えがあります。創世記と黙示録、聖女カタリナと聖女アガタの殉教、キリスト教会とその秘蹟、九階級天使と4人の福音史家の物語の150の場面が描かれています。

アーチ、壁面に施されたフレスコ画

【ガッリポリ Gallipoli】

島の斜面にぴったり貼り付いて建つ古い街が、橋で新しい街とつながれています。島の入口には、アンジュー家が港を見張るために建てた城塞があります。街の中心の大聖堂の他、海辺などにも小さな教会がいくつもあります。

城塞、奥には新市街が
大聖堂
海沿いの教会

協力:PUGLIAPROMOZIONE (プーリア州観光局)