寂しさの正体
人肌が恋しい時期…
なんて事を思うように最近なってはいないだろうか。
年中私は寂しい…
という人も、もしかしたらいるかもしれない。
寂しさとはまずなんなのだろうかと私なりに考えてみたのだが、それは一種の喪失感であり、他者と関わる為の必要なプロセスなのであると思うのです。
小難しい言葉を使うと皆さんに伝わらない可能性があるので、分かりやすくお伝えしますと…
私たちの身体と心と魂は常に連動しており、他人とのエネルギー交換し、他人との関わりを持つ事によって貴重な体験を毎日しています。
人は1人では生きて行けないということです。
他人や他の物と接する事によって自己という存在を形づけているのです。
ですから、寂しさというのはどうしても湧いて出て来てしまうのです。
他者との関わりの中で自分を体験する為に生まれてきたわけですから。
仕方のない事。
と片付けてしまっては正体は分かったけど、どうすればいいんだ!という声が聞こえて来てしまいそうですね。
では、寂しさをどうにかしたい場合はどうすればいいのか?
それは、どこからその寂しさが来ているのか。を認識する事です。
認識することによって、人は解決作を考える事が出来ますから、分からない状態からまずは脱する事が必要です。
過去の家庭環境による愛着障害的な寂しさなのか
激しいエネルギーを他人と共有したくて、寂しいのか
自己否定による、自信の欠如から他人を求めてしまっているのか。
そうして認識をする事によって、自分の事を少しだけ客観的に冷静に見れるのです。
では、ここからそのエネルギーをどこに向けようかと考えてみてください。
愛着障害的な寂しさの場合はより多くの依存先を作る事によって徐々に楽になっていくでしょうし、自己否定的な方は小さな成功体験を自分の中で決めて、実際に体験を積み重ねる事に自信をおけば他人で埋める事は無くなっていきます。
ここで忘れて欲しくない事なのですが、決して寂しいと思う事がダメだと思わないで下さい。
人間の摂理ですので、思うのは自然的な事であって、それが過度の場合はうまくコントロールしましょうとお伝えしているに過ぎません。
そんな人に言っている私自身も昔の家庭環境によって、かなり強い愛着障害や寂しさを抱えていた1人でした。
まずは、自分の状態を知り、そしてそのエネルギーを他人から自分に向けた事によって毎日誰かと居ないと落ち着かない、という状態から脱する事が出来ました。
寂しさにのまれそうな時、ふと目に止まった私の言葉で我に返り、あなたらしい人生を他人に影響されず歩めますように。
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