歳を重ねたからといって、智慧のある老人になるとは限りらない。
歳を重ねただけで、人間的に尊敬できない老人、若い人たちの見本とならない老人がどれだけいることか・・・
このような老人だから、大切にされない、尊敬されない、厄介者として扱われる。これは惨めな老後である。
人間的に誠実で真面目で人格者な老人であれば、自然と周りから優しくされるし、慕われる。そういう老人は、悲しみを克服しているから他人の悲しみも自分のことのように慈しむことができる。
どうせ歳を取るなら、身心がいつも調った老人でありたい。
『法句経』第19章 参照