VIXとS&P500の関係
背景
2020年に中国で始まった感染症が世界に広がり、高い感染率と死亡率に人々は恐怖し、金融市場にも大きな混乱をもたらした。
コロナショックに限らず、これから将来に起こるショックに対してどう対応すれば良いのか?
米国のS&P500の変化率とVIXを使ってその可能性を探ってみた。
結論
暴落で人々が混乱し、金融市場が大きく揺れる。その揺れは恐怖指数と呼ばれるVIX指数に顕著に現れる。CBOEが公表するVIX指数の算出方法を見ると、VIXのボラティリティはオプション価格から逆算したインプライドボラティリティを使用して算出するが、ヒストリカルボラティリティにも大きく影響を受けていることが分かる。
米国のS&P500指数とVIXのチャートから読み取れることは、次の3点である。
- SPXの変化の大きさがVIXを増大させる。
- その関係の目安は、SPXが5%位変化するとVIXが40位になり、SPXが10%位変化するとVIXが80位になる。
- コロナショックはVIXが80を超えたのでリーマンショックと同じくらいの変化が起きていた。
この特徴はトレードで利用できそう。
VIXが40辺りで、SPXが前日比5%下がったら、
終値でSPXを買い、翌日の終値で全部売れば1回のトレードで5%頂くトレードは勝率も利益も期待できる。
前日比で10%下がったら大チャンスなので、全額でいい。レバレッジをかけてもよい。
基本的にショック時は売買を回転させる。
当日の終値で売買したいので、米国市場のETF(VTI,VOO)あたりを利用する。
参考資料
1990年代のVIX
2000年代のVIX
2010年代のVIX
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?