世界の片隅に。

さて、そろそろnoteを載せようと思っていた7月半ば。外は少し…いや、かなり湿った空気が漂うになっている。

世界の片隅に。

ありがちなテーマに挑戦してみようと思う。
しかもすごくいい映画の題名でもあるが、敢えて挑戦してみよう。

それでは。

《この世界の片隅に》

僕は今すごく昂揚していた。
世界がまるで水平線をなくしたようにぐるぐると周り、真っ直ぐにたっていると思っていた大人達は、いとも簡単に倒れてしまった。

僕はこの世界に1人になれる場所がある。

それは君の隣。
募る思いは留まるところを知らずに溢れ出す。

君はそんなこと気にしないように笑ってすぎて行く。
君が見ている空を、朝を、昼を夜を夢を一緒に見てみたいと何度も思った。

大人達はみんな詭弁に塗れてる。

人と上手くやれと良く言うが、それは元来、自分を騙し人を騙し世界を騙している行為だ。
そもそも上手くやるということは心を開くことではない。 殻にとじこもり、殻に落書きされることを許容しろという事だ。

誰が好きで落書きをされに行くだろうか。
僕はレディーガガではないんだぞ。

しかし、君は世界に正直だった。

どこまでも正直で僕は素直とさえ感じた。でもそれを口にしてしまうと君はいやそうな顔をするから。

僕はそっと君にキスをした。

このつまらない世界の片隅に、君と二人で。

唇に感じた吐息は確かに愛だった。