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mage.Space の無償SDXL で描画した宇宙ステーションのプロンプトをローカルPC で描画するも...。

先の記事で元々ローカルPC でのStable diffusion web UI(AUTOMATIC
1111版)で多数描画させた宇宙ステーションの画のプロンプトを
mage.Space で無償利用できるSDXL を使って再描画させました。

その際にプロンプトを整理再編集したので、逆にその再編集後の
プロンプトを使って再度、ローカルPC でのStable diffusion web UI
(AUTOMATIC1111版)で描画させてみようと考えました。

特にマシン・パワーを要するクラウドサービス上のSDXL に対して
ローカルPC での描画を張り合わせる意図は無かったのでしたが、
整理したプロンプトで描画の質が向上しているなら嬉しいかな
と思い、またSDXL の代用が出来そうな手持ちのCheckPoint 
ファイルを見極めるという元々の目的にも沿うかと考えました。

再編集整理したプロンプトは以下の通りでした。

(single, only one), (extremely detailed, space station in orbit in space, giant planet background), (4k, 8k, extreme detail, ultra quality, HD, high definition, HDR, high dynamic range, octane render)

元々のプロンプトから「放棄された破壊された宇宙船(abandoned
destroyed broken spaceship)」を除いたものです。前回のローカルPC
での描画では、そちらの要素があって画が盛り上がったものも多数あり、
結果的に多くのCheckPoint ファイルの個性に優劣が明確化しません
でした。

今回は成功例が僅かでしたので、スライドショー形式の紹介ではなく
個別画像の掲載とします。

meichidarkMix_meichidarkV45.safetensors による4 画です。

meichidarkMix_meichidarkV45.safetensors による画 (01)
meichidarkMix_meichidarkV45.safetensors による画 (02)
meichidarkMix_meichidarkV45.safetensors による画 (03)
meichidarkMix_meichidarkV45.safetensors による画 (04)

SDXL によるリアルとは優劣差というより美学の違いがそのライティング
や物体の輝きに見られます。その一方、前回のローカル描画の際より
地味で何を描いているのか分からないものも多くありました。

その典型がbeautifulRealistic_brav5.safetensors による、このような画です。

beautifulRealistic_brav5.safetensors による画

beautifulRealisticシリーズでは唯一、beautifulRealistic_v7.safetensors だけが
派手に気を吐く印象でした。リアルかどうかはさておき。

beautifulRealistic_v7.safetensors による画 (01)
beautifulRealistic_v7.safetensors による画 (02)
beautifulRealistic_v7.safetensors による画 (03)
beautifulRealistic_v7.safetensors による画 (04)
beautifulRealistic_v7.safetensors による画 (05)
beautifulRealistic_v7.safetensors による画 (06)

元々のCiVitAI での作例や、SDXL描画の際に求めた重厚な描画とは
美的感覚から異なるような描写となり単純な優劣比較が難しいです。
描く未来の年代が異なる描画と言いますか…。

例えば今回の描画目的とは異なりますが、このような画からは前回の
「放棄された破壊された宇宙船(abandoned destroyed broken
spaceship)」の要素で予想外の描画が生まれたのと同様に、
なかなか捨てがたいものがあります。

同じくbeautifulRealistic_v7.safetensors による2 画です。

beautifulRealistic_v7.safetensors による画 (07)
beautifulRealistic_v7.safetensors による画 (08)

宇宙ステーションらしい回転体を最も多く描いたのは、kanpiromix_v20.safetensors でした。

kanpiromix_v20.safetensors による画 (01)
kanpiromix_v20.safetensors による画 (02)
kanpiromix_v20.safetensors による画 (03)
kanpiromix_v20.safetensors による画 (04)
kanpiromix_v20.safetensors による画 (05)

chilloutmix_NiPrunedFp32Fix.safetensors も美しいですが、視点が特殊で
何を描いているのかは、想像力を多分に必要とするものもあります。

chilloutmix_NiPrunedFp32Fix.safetensors による画 (01)
chilloutmix_NiPrunedFp32Fix.safetensors による画 (02)
chilloutmix_NiPrunedFp32Fix.safetensors による画 (03)
chilloutmix_NiPrunedFp32Fix.safetensors による画 (04)
chilloutmix_NiPrunedFp32Fix.safetensors による画 (05)

hardcoreAsianPorn_v20.safetensors による画です。
(CheckPoint ファイル名からの入手時の邪推は今回もご遠慮ください^^)

hardcoreAsianPorn_v20.safetensors による画

回転体であれば、その他はどうでも良い訳では当然無い訳で、元々の作例に
近づけようとする試みとするならば、描写には不満も残ります。

hard_blendNsfw.safetensors (これも同じくです)による3 画です。
回転体の宇宙ステーションよりは、近い未来の画像もありますが
独特の美しさはあります。

hard_blendNsfw.safetensors による画 (01)
hard_blendNsfw.safetensors による画 (02)
hard_blendNsfw.safetensors による画 (03)

最後はchikmix_V3.safetensors による何か分からない画です。
これでも公開不採用となった多くの画よりは、美しく物語性を持つ画に
なったかと言えました。

chikmix_V3.safetensors による画

結局のところ、元々のCivitAI での作例やmage.Space の無償SDXL での
どうにか作例に近づいた描画に比べると、かなりの見劣りが否めません。

元々のCivitAI での作例
mage.Space の無償SDXL での画

mage.Space が太っ腹にSDXL を無償利用させてくれるのだから、
ローカルPC で描画を続ける意義があるのか、というほどの大差
にも感じます。

ただ人物の表情や姿勢、所作などに細かな調整を加えるLoRA ファイル
は他のCheckPoint ファイル使用と同じく、mage.Space に対して
月15 ドルの有償契約が必要で、SDXL だけで見惚れるような人物像を
描くことは難しいのです。

Bing AI やLeonardo AI でのネット上の作例を見ても、見習いたい
レベルの見惚れる人物像は見たことがありません。
もしあればmage.Space と併用し始めている筈でしたから。

次の記事では宇宙ステーション題材と同様にmage.Space での
無償SDXL だけで描いた自身での人物像の最高値を記事化します。
ローカルPC で多くのCheckPoint ファイル、LoRAファイルを
併用して描く人物像に肉薄できれば、SDXL に何でも任せろ
ということになりますが、なかなかそうは行かないようです。

それが現時点でローカルPC での人物像を主として、画風を
揃えるためにはmage.Space のSDXL によるメカ描画を従として
ローカルPC でのIMG2IMG 処理で再描画調整する、という運用
を必要とする理由となっています。

ご覧いただきありがとうございます。






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