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うわ。何これ。偶然がもたらした世界。

Tensol.Art の膨大なCheckPoint ファイル、LoRA ファイルを100 ポイント / 日
の制約の中で、試行を続けていますが、ポイント切れになった後は、
主に実行回数に制限のない mage.Space の explore で参考に出来る画と
プロンプトを見ていました。

mage.Space での作例を何度かRerun させてみて使えそうだと思った画

ローカルPC での描画では顔がロボット化する現象が頻発するため、
(実はTensol.Art の多くのCheckPoint も同様の傾向があります)
サイバー探検隊員に女子を描くことが多くなっていたので、この画が
逆に目につき、それをRerun しながら、良い感じになったところで、
これは使えそうだ、と画をLeonardo.Ai のImage to Image で取り込む
のと並行に、ローカルPC のStable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)
で描画させてみました。

プロンプトはこのような文章になっていました。
3 人の画家名とデジタル一眼レフの機種名が含まれていました。

portrait of detailed planetary explorer of harsh alien worlds cinematic shot on canon 5d ultra realistic Darek Zabrocki, Neil Blevins, Cedric Peyravernay, sci-fi atmosphere

ネガティブ・プロンプトは mage.Space 内では得られなかったので、
直前まで別の描画に使っていたものを流用しました。
ネガティブ・プロンプトは単なる禁則指示に留まらず、画の仕上がりに
大きく影響することを体験的に学びましたので、併記します。

easynegative,ng_deepnegative_v1_75t,(worst quality:2),(low quality:2),(normal quality:2),lowres,bad anatomy,bad hands,normal quality,((monochrome)),((grayscale)),((watermark)),(badhandv4), (bad fingers), (bad arms), (bad hands), (thin), sagging breast, huge breast, bad legs, ((deformed hand)), ((abnormal hand)), (long face:1), (less than five fingers:1), (more than five fingers:1, many fingers, six figners, seven fingers), (high forehead:1), ((slanted eyes)), sagging breast, badhandv4, Bad-Hands-5, fat, sagging breast, badhandv4, bad-hand-v5, big hand, three arms, ((long fingers)), tall body, long body, long legs, fat, thin, bad-hands-5, negative_hand-neg, six fingers, thress arms, three hands, fat legs, fat ass, thin body,(hand deformity, hand disability), (((small eyes, small squinting))), (((nsfw:1.5))), (((black line:1.5))), real face, small legs, thin body, ((HDA_BadHands_neg-neg))

これらをローカル描画でも男子隊員をうまく描くことが出来ていた
majicmixRealistic_v7.safetensors をCheckPoint ファイルに選び、
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)で描画させてみると、
やたらクローズアップになってしまいました。「portrait 」の解釈の
違いでしょうか。

Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)での同じプロンプトによる人物画 (01)
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)での同じプロンプトによる人物画 (02)
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)での同じプロンプトによる人物画 (03)

渋い…実に格好良い(羨)。
でもクローズアップばかりだと、AI 描画ストーリー記事にも使い難いので、
「Portrait 」を「medium shot 」に変えてみましたら….。

medium shot of detailed planetary explorer of harsh alien worlds cinematic shot on canon 5d ultra realistic Darek Zabrocki, Neil Blevins, Cedric Peyravernay, sci-fi atmosphere

わわわ…何これ。人が居ません。そして驚愕の天体画が続出しました。
天体画家 Chesley Bonestell の宇宙画ファンの私が思わず息を飲む
美しさです。

Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)で様相が激変した画 (01)
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)で様相が激変した画 (02)
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)で様相が激変した画 (03)

ようやく人が出て来ましたが、「medium shot 」で期待する肖像画風
というより、天体画の一要素に過ぎない位置づけです。
(キメ顔AI 描画ばかりのネット作例に辟易している私には好みですが。)

Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)で様相が激変した画 (04)

で、やっぱり時々クローズアップ(キメ顔AI 描画の典型。カメラ目線
でないだけましですが)は出て来ます。
「medium shot 」が期待する腰から上の肖像画は出て来ません….。

プロンプトはそのままでも相変わらずクローズアップ画は出ます (01)
プロンプトはそのままでも相変わらずクローズアップ画は出ます (02)

しかし大半は期待さえしていなかった、「想像を超えて自力では
絶対に到達し得なかった未知の世界の情景」がどんどん出て来ます。
この時点で02 時を過ぎてましたが、やめられず一気に156画を描かせて、
PC を休止状態にして翌日また続けました。

Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)で様相が激変した画 (05)
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)で様相が激変した画 (06)
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)で様相が激変した画 (07)
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)で様相が激変した画 (08)
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)で様相が激変した画 (09)

もっと公開したい気もしますが、あまりにストーリー性を感じる深みの
ある画ばかりでAI 描画ストーリー記事の中で使って行く素材として
温存します。

プロンプトとCheckPoint が想定する守備範囲の齟齬なのか、mage.Space の
原画からの期待を超える世界が、偶然にも顔を覗かせた感じに驚きを
隠せません。さらにCheckPoint ファイルを変えると、どのような変化が
あるのでしょうか、まだ試せていません。

あまりにインスタントな手続きからは余りある達成感に戸惑うほどです。
(絵画への自身の実力が上がったとはゆめゆめ思っていません。ただ
「このような世界を見たい」という思いをAI に描画させることが出来た、
という達成感なり努力というものは、この世界に入門してから4 か月
余りで、やはりあるのでした。)

衛星カリストからの木星画を期待通りに描けた時に得た充足感、幼少時に
眺めた天体画家 Chesley Bonestell の宇宙画の思い出が蘇り、AI 描画に
のめり込む加速度はますます上がっていく思いです。


ご覧いただきありがとうございます。





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