Tensol.Art で悪戦苦闘。ローカル描画並みの自由度が却って裏目か。
この記事で多数のCheckPoint ファイル、LoRA ファイルの無償
利用が出来、ローカルPC からそれらをアップロードさえ出来そう
とのTensol.Art の無償範囲での自由度を記しました。
先人様の中にはそれらを使って巧みで美しい画や動画を生成されて
いるのを拝見します。
しかし私が普段描画しているSF 系の画には、特に動画で馴染まない
ところも多々あると感じ始めています。
その悪戦苦闘の経過を雑多なまま以下に残してみます。
普段、Geforce RTX4060 搭載のローカルPC のStable Diffusion Web UI
を使って、51 のCheckPoint ファイル、96 のLoRA ファイルを
選択または併用して描画しているSF 系の画のお気に入りにはこんな
画があります。(SF 画系…なのか?)
<lora:FilmVelvia3:0.5> , ((upper body)), ((( wearing gray and black nano-suits)))+++, (wide hip:0.7, large breasts:0.8, perfect slender young girl body) ,Perfectly glossy skin ,25 yo mature girl, , picture of a vivid, (masterpiece:1.2),(extremely detailed),(8k:1.1),(perfect lighting,best quality,highres,original),(realistic photography:1.4) ,high detailed skin,shaded face, soft lighting, (small face),RAW, ultra highres, shiny_and_glossy_skin, asian beauty, (gorgeous beautiful 20 years old asian girl), ((best detailed slender body)), (asian idol, asian beauty, asian mixed), (complex, Machine background ,spaceship outdoors background, Mecha Transport parts:1.2), (dark and foggy environment:1.1), ((heavy fog environment:1.1)), (battlefield behind:1.2), <lora:JapaneseDollLikeness_v15:0.3>
このプロンプトにCheckPoint ファイルはプロンプト追従が強い2.5D 系の
starlike_v20.safetensors を描画メインに、Refiner 機能で、
meichidarkMix_meichidarkV45.safetensors を0.2 ( 後者を80%)ブレンドして
描画した2 画です。(ポーズや背景は前者で描画のうえ、表情や外観を
後者で仕上げています。)
このプロンプトのまま、Stable Diffusion Web UIの AnimateDiff で動画化
すると、メモリ上の余裕の無さから、まともな動画は生成出来ません。
かといって、RTX4090 (ボード単価だけで60 万円程度)を搭載するデスク
トップPC をどうしても欲しくなるのか、といえば、煮え切りません。
部屋の空間も資金にも余裕がない、と先の記事では記しましたし、動画が
自身のゴールなのか、それに伴う新たな手間や苦労を望んでも進む道
なのか、というところも疑問があるとも記しました。
今ある環境の中で出来る改善となれば、このところ記事化して来ました
Leonardo.Ai の静止画からの動画(疑似動画)化か、このTensol.Art の
プロンプトからの動画化を、その不充分なAnimateDiff 動画の代用とする
ことぐらいかと思われます。
そこでLeonardo.Ai に日々、ローカル描画、mage.Space からの静止画、
をImage to Image 処理で取り込んで、動画化を試みる一方、
Tensol.Art で自身が希望する上記のプロンプトに馴染む、ChckPoint
ファイルやLoRA ファイルを試しています。
Tensol.Art に用意されたChckPoint ファイルやLoRA ファイルが豊富で
あるばかりに、その検証には大いに手間取っています。
100 ポイント / 日が毎日14 時ごろに付与された後、静止画に1.2 ポイント、
動画に19.2 ポイント消費してしまうので、なかなか調査は進みません。
まずは静止画で希望に近い仕上がりを見つけ、それと同じCheckPoint
ファイルがアニメートにも用意されていたら、動画でも試すのが最も
ポイントの無駄な消費を抑える進め方かと考えました。
静止画ではオリジナルの希望に沿わずとも、そこそこ満足出来る
CheckPoint ファイルも少なくないのです。しかしそれを使っての
アニメートでは、同じCheckPoint ファイルからでもとんでもない
動画が飛び出したりします。
先の記事でのLucidDream1.0 による2 例はまだ奇跡的な成功と言える
ほどでした。
描画を繰り返していくと、顔がロボット化したりします。
性別不詳、動きも乏しい静止画2 画の入れ替わりのような動画も
出ます。
こんな動画化した甲斐の無さそうな、何が動いてこんなことになった
のか分からないものも生成されます。これなら静止画のままLeonardo.Ai
で動画化するほうが良いでしょう。
他の静止画での良好なCheckPoint ファイルでは….。
ExtraRealistic1.0 はアニメートのメニューにありません。
SDXL 1.0 もアニメートにはありません。
まあ静止画の仕上がりも思い入れを感じられない感じではあるものの
奇麗には描けています。しかしアニメートでのメニューからそれらの
CheckPoint を選ぶことが出来ません。
静止画にもアニメートにもメニューに用意されているCheckPoint を
試してみましたが…。
XXMix_Petrichor - v1.0 では静止画はそこそこ描けていますが….。
同じプロンプトからの動画は背景の
(complex, Machine background ,spaceship outdoors background, Mecha Transport parts:1.2),(dark and foggy environment:1.1), ((heavy fog environment:1.1)), (battlefield behind:1.2),
が主役を食ってしまっているようです。数値を下げて変化を見てみる
必要があります。
XXMix_9realistic_v1.0 - v1.0 (元表示名のまま)では静止画の時点で
変形が大きく(巨人化?)、動画化はやっても甲斐がないでしょう。
XXMix_9realistic_v2.6 - v2.6 (同上)も同様です。(小人化?)
XXMix_9realisticSDXL - v1 は美しい静止画(一部プロンプト無視も
目立つが)を描くものの、アニメートにメニュー選択がありません。
この柔らかな画風で動画化出来ていたなら満足出来たでしょうが…。
やや2.5 D 系描写ながら、人物と背景のバランスが悪くない
XXMixUnreal - v1.0 でしたが….。
LucidDream1.0 と同様に、動画は背景のマシーンと霧や煙で人物が
無意味に攪乱されています。前後感が無視されている感じでしょうか。
これでは冒頭のStable Diffusion Web UI のAnimateDiff 動画の代替にも
ならないでしょう。先人様の美しい動画とは異なり、背景と人物の
外観やバランスに要求する内容が複雑過ぎるのでしょうか。
プロンプトを与えない描画で見ることが出来る「CheckPoint が事前想定
している範囲」を超えて無理があるということなのでしょうか。
ここで、 上述でも触れた通り、
(complex, Machine background ,spaceship outdoors background, Mecha Transport parts:1.2),(dark and foggy environment:1.1), ((heavy fog environment:1.1)), (battlefield behind:1.2),
これらの背景の強さを弱くしたり、記述をカットしてみたりします。
描画環境やCheckPoint が違うため、最適値は異なる、とは考えられます。
(complex, Machine background ,spaceship outdoors background, Mecha Transport parts:0.6),
にしてみましたら….。
背景による攪乱がややましになりましたか…。
(complex, Machine background ,spaceship outdoors background, Mecha Transport parts:0.6) をカットして、(dark and foggy environment:0.6), ((heavy fog environment:0.6)) にしてみましたら….。
(dark and foggy environment:0.6) をカットして、((heavy fog environment:0.6)) のみにしたら、4 コマ / 秒の設定(変更可)もあって
却って雑な「濃い霧」の描写となり、人物も動かず、動画の甲斐が
あまり無い感じもします。
そのプロンプトで静止画を描画しましたら、何か物足りない感じが
しますかね…。
翌日14 時に100 ポイント復活の都度、最適なCheckPoint ファイルと
プロンプト記述の強度調整を繰り返し進めますが、なかなかゴールは
見えて来ない感じです。
mage.Space では無償では有効なCheckPoint が実質1 つだったのと
試行回数 / 日が実質無制限だったので、対応可能の範囲をおおよそ
把握するのは比較的容易でしたが、この膨大なCheckPoint とLoRA、
さらにその組み合わせがあっての100 ポイント / 日制限ですからね。
(静止画1 画に1.8 ポイント、動画1 画に19.2 ポイント消費します。)
Leonardo.Ai も実質有効なCheckPoint が僅かだったので、描画に
関しての見極めは容易でした。
ローカル描画や mage.Space 同様、Tensol.Art も静止画の描画に専念
して、それらをLeonardo.Ai に Image to Image 処理で取り込んだ上、
簡易動画化させるのが、鑑賞側としても落ち着いて見られるのでは
ないかと思ったりし始めています。
ご覧いただきありがとうございます。
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