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AI 描画ストーリー002:惑星L03系衛星L03-002開拓基地壊滅。

今回も蓄積したSF 描画を後追いでストーリー仕立てにしてみます。
(あらすじのみの提示で画にキャプションなし。ご覧になられる側の
裁量にお任せです。)


(あらすじ)
比較的(といっても本当にあくまで比較の問題)近距離
の惑星L03系衛星L03-002開拓基地からの定期通信が入った。
しかし、それが最後の通信となった。
近距離であるが故に、定期通信の途絶が意味するところは
そのようなものである。

開拓のための基地建設での掘削作業において、地表から下に
何かが居る….そんな想定外の展開に至った模様。

地下空洞の中が大聖堂のようになっており、その中に見るからに
邪悪な外観を持つ「存在」を発見したとのこと。
しかし部隊内の多数の判断は「もしこれが何かを捕食する獣だと
したら、恐らく何万年もの間、この星を誰もが通過する間、
生き永らえない。捕食される危険がないなら、注意深く接触を
試みる意義がある。」だった。
【未知の星に足を踏み入れて捕食生物に襲われるのは、3流SFで
よくある場面設定だが、そんな矛盾に気づいていない】

部隊の目の前で相手は徐々にその外観を変えて行きつつあった。
それは部隊を欺くためでは無さそうに思えた。そうであれば
遭遇の前にその変容を終えておく筈だから。

我々の部隊に似た外観に徐々に近づけて行こうとするその動きは
友好とまでは分からないが、少なくとも嫌悪や威嚇ではないのでは?

時間が経過するにつれ部隊の多くがそれを信じ、歴史的な意思疎通の
瞬間を待った。中には「最初の外観を忘れるな。変容しつつある
今の外観が全てではない。」という懐疑派もあったが徐々に少数派
になって行った。

しかし部隊は大事なことを忘れていた。
「我々人類だって、部屋に入った体積が何百分の一くらいの虫に怯えて
それが実害をもたらさないものでも、その後、じっくりゆっくり近づいて
捕獲殺傷するではないか。」

まさか、相手が部隊に怯えて排除にかかろうと考えていたなどとは…。

考えてもみろ。地面の下で長期間、冬眠に近い状態で居たところから、
周囲を破壊されて侵入され、沢山の未知の生物が自身を取り囲もうと
したのを察知したのだから….。

まさにそれがその後に起こったのだった。
無慈悲にも一瞬で全てが終わったのだった。





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