AI 描画ストーリー006 :異文明接近遭遇。何かが変容しながら通り過ぎて行った...。
その後に蓄積したSF 描画を後追いでストーリー仕立てにしてみます。
(あらすじのみの提示で画にキャプションなし。ご覧になられる側の
裁量にお任せです。)
(あらすじ)
大規模観測基地での早期発見から長い間をかけて、それは我々の
近くにやって来た。準備万端で各国、各団体からの有人無人の
観測機器、観測宇宙船がそれの最接近通過を待った。
しかし近づくにつれ、それは刻々と変化して、どういう物体なのか
ますます不明なものとなった。宇宙船なのか、機械なのか、それとも
生物なのか….。
近づくにつれその姿が刻々と変容していることから、我々の存在を
認識しているのだろう、という当初の観測は、やがて我々が三次元の
認識世界においても複雑な物体を多方向から見た印象が大きく変わる
のと同様に、それの多面的な様相をただ見せつけられただけなのでは
ないか、という理解に変わって行った。
高次元の存在を三次元に射影された断面が見えているのか、という
圧倒に茫然自失を否めない。
そしてそれは去って行った。異文明との接近遭遇は何も残されなかった。
漂う圧倒的な敗北感。あまりに文明の成熟度に差があったのだった。
ご覧いただきありがとうございます。